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あのねのね展


 伝えたいけど伝えられない
あたたかくて素直なきもち
いろんなあのねの伝えかた
表現しました -

WEST : 2-C にて





多摩美術大学プロダクトデザイン学科2年
Fujimoto Hitomiさん
Mogi Chihiroさん
Yamaguchi Shioriさん

女の子三人が試みる、あのねの伝え方。


ふりかえりたくて、
ひとりひとり
思い浮かべながら
描きました。


記憶の中に残っている、
過去、関わりのあった人々たちの顔が、
透明なシートに描かれている。



塗料が照明の光を部分的に遮り、
壁面には鮮明な影が浮かんでいた。
おぼろげな記憶という存在を象徴するようだ。

まだまだ
まだまだ
描き足りないです。

振り返ってみて再認識、いや、
初めて気付くのでしょう。
自身と他人の関わり合いの愛しさに。


「ありがとう」
「ごめんね」
「好きだよ」
誰かに伝えたくなる
そんなきっかけを
作ってみました。


あなたの財布の中にも入っていませんか?
買い物時に受け取る "レシート"
このレシートの真っ白な裏面に着目した作品


レシート/便せんは赤色のボックスから排出される。
これは郵便ポストをイメージしたのかな。

飾り気のないシンプルなデザインは
使い続けていくと愛着が湧きそう。


ただ、罫線を引くだけで、
紙ゴミは便せんに変化する。

表面に印字された買い物情報は、
もはや、デザインの一部です。

もし、こんな便せんでメッセージを貰ったら、
何を買ったのかな?なんてチェックしてしまうだろうなぁ…。


いいたいコト
おもいきって
伝えよう。


価格を表記するタグにメッセージを綴り
横の壁に虫ピンでとめる。





それだけのことなのに、
どうして言葉がこんなにも柔らかく映るのか ー

素材の特徴に乗せて、
言葉のイメージまで変えてしまう。
この変化後のイメージもきちんと予想したからこそ、
この情景になったのだと思う。


吹き出しの中に
何を入れる?
誰につたえる?
枠の中では
とくべつです。
写真に残してみて。


 来場者を作品に取り込む今作品。
どんな感じに映るのか?
参考までにと、作家のお三方に入って頂きました。


この1枚の他、約50枚の写真を撮影させて頂きました。
(ご協力ありがとうございます!)

面白いことに、アングル、距離を変える毎に、
全く違う表情の写真が出来上がるのです。

簡易的な装置で見事に、現状の骨組みの
解体/構築を成功させてしまった。

柔らかい展示タイトルだけど、
シャープなビジュアルで鑑賞者の懐に潜り込む作品が揃っていました。

(ぱんだ)