実在しない/存在しない生き物達が
WEST : 1-C の一室に潜んでいます。
絵画、グラフィック、立体造形
様々な手法によって形作られた "架空生物" たち
彼らは、スペースの壁面や棚部分、
大まかに四区画に区切られ展示されています。
ブログでは一部作品をご紹介致します。
光沢感があり、写真では情景が読み取りづらいかもしれません。
程よく照明が落とされたバーのような場所での、
年配の男性と架空生物とのやりとり。
あまりに作品内部の世界に馴染み過ぎて、
これが当たり前の光景ではないかと思う程。
彼らのひとときは充足しているーように見える。
人体のパーツを抜き取り、コピー&ペーストなどして
出来上がった奇形生物たち。
万華鏡から覗いたかのように、
テキスタイルの一部のように、
画面内部でまとまりを得ている。
こちらの作品は、映画のポスターを模したかのよう。
主人公「ウミフグンコ」の大スペクタル巨編!
名前は、ウミウシとミジンコとフグを合わせたものかな。
ウミウシは様々な模様をしており、その多くが艶やかな色彩。
透明度の高い水の中を泳ぐ様が美しい。
ウミフグンコのビジュアルポスターの真下…
なんと、架空生物の骨格模型の展示が!
フグのように膨らんだボディの中には、
こんなに立派な骨/骨格があって。
ふわふわとした創造が現実という地に足をつける。
いやー、どんな構造してるんでしょう。
この部屋の「架空生物」は「X-FI○E」みたいに
人間達に危害を与える気配は微塵も無いのです。
人間との共存、また彼らのライフスタイルをただ切り取ったもの。
観ている己も架空生物も同じ生きるものとして、
同じステージから見つめ合うことが出来る。
創造が生んだ生命たちの在り方
3/31(sun) までの公開です。
(ぱんだ)