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イス展



Tokyo Polytechnic University 『イス展』
EAST:101で開催中です。



『組座』

柳澤 駿
鳥山 翔太

古来から続く伝統的な技術"組木"。
神社仏閣の建造物で目にすることができますが、
今回は椅子に活用されています。
組木という優れた技術をもっと身近に感じて欲しいという願いが込められています。
伝統技術の素晴らしさとカッコ良さの両方が備わっています。






『 2 PIECE 』

須田 諒

コンセプトは"支え合い"と"協力"
2つのパーツで成り立っている。
お互いなしでは直立できない椅子。
作者は個々では劣っているからこそ協力し合う、
人のアイデンティティーを表現した。





『Soap Stool』

高木 鮎美

コンセプトは"お行儀の良い椅子"
石鹸といえば、お風呂場や洗面所の片隅に
いつも同じ場所に律儀に佇む。
石鹸が椅子になったのなら座り方は窪んだ部分に
静かに腰を下ろす姿が目に浮かぶ。
このつるんとしたSoap Stool。
何事もないような顔をして佇んでいますが、
あなたもその見た目に惑わされつい窪みに座ってしまうでしょう。
Soap Stoolの律儀さがヒトにも移ってしまいます。





『Biisu』

大久保 春香

コンセプトは飽きない美しさ。
100%ビー玉でできた、ビー玉のいすです。
どの角度からみてもビー玉。
丸くてきれいなビー玉が光を照らしてとてもキレイです。
裸で座ったらどうなるんだろうと想像してしまいました。
イスですが、覗き込んでみてください。
そこにはキラキラの世界が広がっています。





『Melt Chair』

山崎 和馬

コンセプトは絵になるイス。
人が座ってしまうと見えなくなってしまうイス。
イスというものが一番見られる時は、置かれているときだけ。
その時に1番見えるようになるのは背もたれ。
その背もたれがメインになるように特徴付けたデザイン。
置いているだけで絵になります。
このままそっとして、
眺めていたいです。







『Boundary chair』

山田 健太郎

コンセプトは心地よい閉塞感。
自己と他人の距離感について考えた作品。
自分と他人の領域の境界線を明らかにすることによって
領域に踏み込まれない安心感がそこにあります。
私もこっそりうずくまってみましたが、
閉塞空間は心地良い安心感に包まれるものと
こちらの作品が証明してくれました。





『/ chair』

初見 幸夫

イスには複数個並べて使用する事や、スタッキングをして収納すること、
素材である合板の積層面や集成材の表情であったりと連続性という要素がある。
作者はイス自身にもこの連続性という特徴を持たせ、
なにか面白い表現は出来ないかと考えコンセプトを"Series"とした。
もちろん座れるイスですが、グラフィックのようなビジュアルです。





『box chair』
遠山 弘貴

平面から立体へ。
平面の板材を"組み"によって立体の椅子として成り立たせた。
洗練されたデザインですが、
座り心地も最高です。





『Mr. Cushion』

JIRO ICHINOSE

コンセプトはいきものっぽい家具
この横たわっている姿が生きているよう。
このゆるいルックスが優しく包んでくれるでしょう。





『すとん』

能城 仁美

自分ですわるかたちをつくる。
あたらしい形のイス。
自由にじぶんの好みにできます。
ごろんごろんと放置してもそれがイスなのです。






『hormone chair』

JIRO ICHINOSE

コンセプトは収束された立体感。
20本の束を収束して座れるイス。
ホルモンですがかわいいですし、
柔らかくて、心地いいです。
実はこっそり座ったり、寝転んだりしました。
勝手にタコだと思ってました。
とてもくつろげてソファーのようです。





『花篭』

青柳 祥生
鈴木 達也

コンセプトは華やかな佇まい
日本の和室に使われる座椅子は、畳の上での日本人によるさりげない気遣い。
その気遣いに+aしたのが今回の作品です。
見た目の華やかさもさながら、
こんな風に遊べます。





ぜひお試しください。
楽しいですよ。







イスを見て楽しんで、座って遊んで体験できる展示です。
みなさんもどんどん座ってください。


まいこ