「河野が40年間、興味を持ってきたものの写真を並べます。多分多くの人たちにとってそこらの個人の人生なんてどうでもいいと思いますが、興味を持ってきたものについて興味を持ってくれる人なら多少はいらっしゃるのでは、と思い展示します。」
壁の四方に写真、写真、写真。 河野さんの歴史とともに、年代別に写真が並んでいます。
三歳時に父に「鉄道ファン」を見せられ、というところから河野さんの輝かしい歴史が始まります。小3・4の時の趣味は、切符集め!上の写真も小学校の時に撮ったものです。
上は中学の時に撮った写真!中学では鉄道研究会に入り、撮影会などに繰り出す日々です。中3になる前に初めて中古の一眼レフを手に入れたそうです。早いですね!
こちらは、地元南武線の205系が導入された時に、鉄道研究会が作成したヘッドマークだそうです。
修士二年(1997年)、新線開業が多く、河野さんはJR東西線とほくほく線は一番列車に乗車、日程がかぶったため秋田新幹線は2日目に乗車しています。河野さんのWeb「南武線Web」が軌道に乗り出し、オフ会の開催もしています。
2000年。こちらは宮城野原駅です。河野さんはこの駅とその周辺の雰囲気によって、宮城にはまっていったそうです。
この辺りから、鉄道以外にも花火やお祭り、そしてライブ(音楽のほうの)の写真が増えて行って、今に至ります。
かなり駆け足でしたが、展示を通して河野さんの半生を辿ってみました。
写真が好きな人、鉄道が好きな人、桜や花火が好きな人、ライブが好きな人・・・。何かに情熱を燃やしたことがあるのなら、ここに展示されている河野さんの「興味の持ってきたもの」に共感するのではないでしょうか。私は、知っている「河野さんだから」というよりも、とある人の軌跡として眺め、とても興味深い展示だと感じました。
40年間を展示で一区切り、これで見えて来たものは何だったのか、これからの活動にどう影響するのか・・・。契機となりそうな展示が見れて光栄でした。
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DF STAFF KOZUE