デザイン フェスタvol.35 ライブステージエリアでは
二組のアーティストにライブペイントを行って頂きました。
パネル三枚が横並びになった巨大な絵画。
それを期間限定ではありますが、
デザイン フェスタ ギャラリー原宿にて展示公開しております!
暖かい日差しによって、足下のアスファルトは熱を帯びて、
ライブステージ付近は汗が出る暑さでありました。
そんな状況の中、クールな眼差しでもくもくとペンを進めていた。
川上由綺さん×内藤愛さん
キャンバスの上に薄く黒い布を引いていた。
一見、この布をトレースしている作業、のように見えるけど。
繊維の集合体でしか無い布をモデルにし、
出来上がったのは、針金で編んだかのようにハリのある別の物質。
繊維の数と線の数を単純に比べるのであれば、
繊維の数が圧倒的大差をつけて勝利するでしょう。
しかし、数や太さ、理屈では量れない強度を保持していた。
確かにそれは。
焼け付くような三原色を持ってライブペイントに望んだ腹黒ピカソさん。
デザインフェスタブログでは製作過程をご紹介しましたが、
今写真は完成後の状態であります。
瞳を描き込んだ後、細かいディティールについて、かなり悩まれていたご様子。
絵具の混ぜ具合に関しても、試行錯誤を繰り返し、
その経験をすぐにフィードバックしていたのが印象的でした。
ボクシングのリングの上で殴り合いをしているみたいだった。
画面いっぱい使って、熱量を吹き込む腹黒ピカソさん。
ブログに掲載するにあたって写真を縮小しなければいけないのが、
とても心苦しい限りです。
ギャラリーにご来館の際は、是非、2作品を探してみてくださいね。
(ぱんだ)