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白百合女子大学写真部 『卒展』


WEST : 2-B にて行われておりました、
白百合女子大学写真部による写真展。

ちらっと展示の様子をご紹介したいと思います。



山岡めいこさんの作品

"緊張の空気"

子どもたちの発表会のステージ、その舞台裏。
彼女たちを照らす為のライトは既に灯っていて、
あとはその場に踏み込むだけ。

緊張の糸、ピンと張られた色の糸。
一歩踏み込むだけで、舞台の歯車は回り出す。


緊張とは始まりの直前にあるもの。



wakameさんの作品


wakameさんの作品の下には、
タイトルなのかな?
言葉が添えられている。

その言葉たちは、写真の景観に対する感想であったり、
撮影した際の思い出であったりする。

僅かにしかならないとしても。

面白おかしい方向に持って行こう。
そんな人柄が見えてくる。


sakiさんの作品


展示スペースの中央には「 自由 平等 友愛 」の文字。

言葉が捉えるのは、抽象的かつ強大な対象。
飾られた5枚の写真は、個々毛色の異なる作品でした。

色味も違えば、モチーフも違う。
そして気付いたこと。
異なる毛色の作品ながら、視点が下向き、
地面を向いているということ。

レンズを上空に向ければ得られる開放感はそこにはなくて、
見切りをつけたかのように、フレームに裁断される風景の姿がありました。

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さて、卒業展示が増えてきて、
スタッフの私達も間接的に卒業を意識してしまいます。

展示をただの通過点とするだけでなく、
次の一歩の指針にして頂ければと思います。

卒業なんて、そうそうありはしないと思うのです。
是非、これからも撮り続けてください。

(ぱんだ)