EAST : 101-a
空間/壁面にやさしく馴染んでいます。
青山学院女子短期大学写真部による写真展。
" Hearty " = 心のこもった
会場の様子を少しだけ、ご紹介致します。
作品を拝見していてびっくりしたことがあって。
多くの写真、四つ角に釘を打って、作品を固定されていたのです。
写真展、釘を露出するなんて!と普段なら思う所なのですが、
その労力と数に圧倒されて、
何も言えなくなってしまった。
釘見えてるけど、その方がかっこいいなんて。
ポストカードサイズ程のキャプションに全ての情報を込めて。
文字情報を排除。
作家個々に与えられた空間に、
それぞれが想う焦点に向けて、
シャッターを切った。
写真が連なる。
日溜まりの中であるような作品が多く見受けられました。
スペースの外は冷たい風が行き交っていたのだけど、
少し、暖を取る事ができた。
空間と作品から。
NUMATA TSUGUMI " Prtit Fleur "
花自体に、ではなく、
花の存在と空間の関わり合いに目を向けた作品は、
展示空間にも枝が延びていきそうでした。
この季節が待ち遠しい。
Yuka Ozaki " Capricious Princess "
私服とバレエの衣装が入り交じる。
夜の喧騒の中でひっそりと行われるダンス。
観客はカメラマン。
昔の感覚をなぞって、こんな感じだったような。
何かのきっかけがあったんでしょうね、踊ろう、って。
照れが垣間見えるのは、
気まぐれの結果なのです。
髪で表情が隠された一枚が特に好き。
過去と現在の時間軸が折り重なっているみたいで。
スペースの隅っこにあった。
ステンシルアートのフォト。
写真のフレームから飛び出して、空間を指差す。
様々な色形のチェア群。
広い空間にはここでは紹介していない、
数百枚もの写真が展示されています。
3/4(Sun)までの公開です。
是非、ご覧くださいませ。
暖かい日に。
(ぱんだ)