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企画展名:抽象表現展
開催日時:2023.3.26(日)〜4.2(日)8日間
開催会場:DESIGN FESTA GALLERY EAST 301、アートコーナー3F
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この度、デザインフェスタギャラリー 原宿では「抽象表現」にフォーカスした公募企画展を開催いたします。
特定のモチーフを描く具象表現と違い、焦点の定まらない表現の形。
マクロにもミクロにもなりうる、変幻自在に伸縮する可能性。
そこに描かれているものが何なのか、作者は何を思い、何を表現しているのか。
そんな問いを鑑賞者の中に喚起する(=語りかける)ことで、両者の間には静かなる対話が生まれます。
雄弁に、またときには寡黙に、そこに在り続ける。
「なんとなく、そう見える」。それだけで、じっくりと眺めずにはいられない。
見方は人の数だけあり、作る側も見る側も、際限なく想像を膨らませます。
抽象表現の世界には、そんな不思議な魅力が詰まっています。 このブログでは『抽象表現展』に出展される16組の作家のうち、8組の展示の様子をご紹介いたします。
[A]田中 亮
[B]Hana hanna.🌼
[C]YADALab
[D]akino
[E]ときたまねこる
[F]志水ミイナ
[G]齋木彩音
[H]諒霧 ゆう
EAST 301
[A]田中 亮『#daily_border』
自身ではない別の誰かがインスタグラムに投稿した「日付のハッシュタグが付いた写真」を抽象化、2019年から毎日繰り返しているそうです。
色や幅が異なる多数の線。元の写真はどのような景色や人が写っていたのでしょうか。抽象化したそれらの作品を用いたアパレルグッズは、その元となる写真の撮影者の思い出も詰まっているのかも。
Instagram▶︎jumping_jumper_ YouTube▶︎https://www.youtube.com/channel/UCDzs2KXAKVSqIBQW7SPvUcg
[B]Hana hanna.🌼「this is my world」
ポップなデザインとカラーリングが目を引くHanaさんの作品。
ハートやお花など可愛らしいモチーフがたくさん使われていて、見ている私たちもハッピーな気分に!
Instagram▶︎hanahanna.8
[C]YADALab
弦でできた輪は宇宙のようにもみえ、見る者の想像力を刺激します。
HP▶︎http://yadalab.net/
Instagram▶︎yada_lab
[D]akino「落ち着く場所」
ゴールドの輝きが印象的なこちらのお作品。
作品1つ1つに明確なタイトルがあり、その風景を色や質感で表現しています。
アルコールインクアートという手法で制作されています。風を利用してインクを動かし描いていくそうで、同じ表現は二度と生まれないそう。
[E]ときたまねこる
デザイン学校を卒業されたときたまねこるさん。フルイドアートを中心とした鮮やかな作品が並びます。その色は勢いがあったり、静かに流れたり。重ねられた色の深み、静と動のバランスは、観る人の感情をゆっくりと動かします。
Instagram▶︎kitama_nekoru
[F]志水ミイナ「スキマウメ」
「スキマを埋める」をテーマに作品を描いているミイナさん。
丸、三角、四角、直径、曲線。模様や記号を集めたような、迷路を辿っているような、どんな世界が見えてくるのか。ミイナさんの作品は見るたびにワクワクさせてくれます!
twitter▶︎@cacao1000olo
Instagram▶︎cacao100olo
[G]齋木彩音
昨年秋に当館で二人展を開催された齊木彩音さん。その時に展示された作品を含む、繊細かつ重厚感のある、独自の世界観で表現された6点が並びます。心のざわめきや感傷のようにも見える色、線、形。きっと誰もが抱えている何かを見ている様でもあり、作品が人に寄り添ってくれているようにも見えます。
Instagram▶︎a_y_aneee8686
[H]諒霧 ゆう「17ARTstyle」
ストリート系ポップアートアーティストの諒霧ゆうさんはエネルギッシュな1点を展示。
暗く、深い背景に希望のような光が差し込んだ絵。生きていると苦しんだりつらくなることもあるけれど、それでも人からの愛情や美しい自然に触れてなんとか生きていく。そのような優しさやメッセージが込められた作品だと感じました。