鳥野ふたば 『とりのこてん 2』
2022.5.3 - 2022.5.5
[WEST 2-E]
前回のDFGでの個展から約2年半。太陽光が差す2-Eのスペースで鳥野さんの個展が開催されました。
絵の人物の美しさや可愛らしさ、女性として生きていくための理想の外見、自身を受け入れること。
本展示は大学の研究テーマであった「美的表現とフェミニズムの共存」を、複数の作品で実践する試みです。
壁面には前回の個展で展示された絵画作品と、今年描かれた絵画作品、セルフポートレート作品が並びます。
絵はデジタル、アナログの両方を描かれていて、その人物は少女から大人へと変化する年齢のよう。白くて柔らかい肌、身体の滑らかな曲線、流れる繊細な髪の毛、どこか儚げな目線。女性の魅力的な要素を丁寧に描かれています。
そして、セルフポートレートは鳥野さん自身の体を受け入れることを目的として制作されました。彼女の写真の上からコラージュのように次々と重ねられたコピーや単語。写真の上から自身の手で赤文字も加えられています。
「綺麗な」姿でなければ社会にいられない。自分の本当の姿と個性とは?
鑑賞者にとっても自身を見つめ直すきっかけとなる作品ではないでしょうか。
会場ではポストカードとZINEの販売もございます。
ぜひお手にとってご覧くださいませ。
女性として生きていく人たちに刺さる作品ばかりです。
展示は本日5/5(木)まで。
作家紹介
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Instagram▶︎orinofutaba
[使用スペース WEST 2-E]
staff Hiyori