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池田嵩浩 『泰山鳴動して鼠一匹』

池田嵩浩 『泰山鳴動して鼠一匹』

2020.11.20  -  2020.11.22

[ EAST 101-B ]

細密かつ迫力のあるイラストを描いている池田嵩浩さんの個展が開催されました。リアル描写やイラスト的表現、白黒からカラー作品まで幅広く制作されています。制作時期に合わせてご紹介いたします。


池田さんはモノクロで似顔絵を描いており、たくさんの人物画を展示されております。似顔絵のタッチもいくつかございます。とてもリアルな表現から少しイラストっぽさがある可愛い表現のものがあります。

こちらも白黒でとても細かく描かれております。絶対に近付いて鑑賞したくなる作品で、近付けば近付くほど驚かされます。この細密画は和の世界が広がっていますが、SF的な要素が盛り込まれており不思議な絵画になっています。

昔ながらの日本の風景に無数のだるまが転がっている光景。それだけでも不思議な世界ですがUFOまで登場します。過去と未来が融合した世界観です。

こちらは崩壊した建造物の描写が素晴らしく、木材の破片など細かな部分まで描かれています。ぐしゃっと潰れて中に多くのものが詰まっていることがよく分かります。

大きな渦の球体をよく見ると何か小さなものの集合体であることに気付きます。いったいそれは何なのかと近付いて見てみると全て人間であることが分かります。人間が一塊になっているということだけではなく、ぐるぐると渦が回転している様子まで表現されています。

ここからはカラーの作品をご紹介します。迫力のある構図と画面の流れ。描かれているのは楽器を持った女の子や着物を着ている女の子です。少しだけ目を閉じている女の子で落ち着いた印象ですが、周囲の状況は爆発が起きているかのような激しさがあり、それらのギャップが池田さん作品の特徴とも言えます。

先にご紹介した白黒作品と違う点は、デジタル表現が加わったこと。これらの作品の色塗りは全てデジタルでの色付けとのことです。色によってイメージが変わり、華やかさが増しています。

これらの作品群は池田さんの好みが凝縮されており、音楽や着物、目が据わっているような表情が一つにまとまっています。

最後にご紹介するこちらの作品は、着色まで全てアナログで描かれた作品。デジタル画を経てアナログでの着色も感覚的に自然と表現できるようになっていたとのこと。

キリッとした目が美しい。

展示は3日間ですが、SNSにも作品を投稿されているので、ぜひそちらもご覧ください。


    ■  池田嵩浩

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      instagram         takahiro.art


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[ EAST 101-B ]


staff:Chi