四谷臨界点 『Thank you,I'm fine.』
2020.9.4 - 2020.9.6
[ WEST ART CORNER]
日記のように絵描き続けているという四谷臨界点さん。何枚もの抽象画がスペース全体に展示されており、迫力があり見応えのある展示となっています。展示作品を部分的にご紹介します。
今回の展示は、天井から床までびっしりと壁が抽象画で埋まっており、四谷臨界点さんの絵画に包まれるような感覚で鑑賞ができる展示空間になっています。何百もの多くの作品が展示されていますが、色や筆跡は様々でどの絵画も全く違う魅力を持っています。
四谷臨界点さんの絵画は、絵の具が滲んでいく様が記録されていたり、太さの異なる線が引かれていたりとバリエーションが豊か。大胆なタッチで描かれていると思いきや細かな形を線で追って描かれている箇所もございます。
制作した日によって変わる感情がそのまま絵画として表現されているのでしょうか。とてもカラフルな作品もあれば真っ黒な作品もあります。
可愛いキャラクターも体の一部が破られており、その先に見える黒色が制作日の感情を表しているのかもしれません。
数ある作品の中には半立体で制作されているものもあります。何重にも重ねられた紙や物体が生み出す凹凸の表情や影のグラデーションは、自然風景を見ているかのような壮大さを感じることができます。
1枚1枚鑑賞するのも、全体で一つの作品として鑑賞しても面白い展示です。展示空間全体が個性溢れる四谷臨界点さんの作品でリズムが生まれています。
2度目の鑑賞で新たに気付く発見があったりと、何度鑑賞しても面白い展示なので、ぜひ細部までじっくりとご鑑賞してみてはいかがでしょうか。
作家情報
■ 四谷臨界点
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[ WEST ART CORNER ]
staff:Chi