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GD有志 『オノマトペぺぺ!』


GD有志 『オノマトペぺぺ!』
2020.2.1  -  2020.2.3
[ EAST 301・302・303 ]

東京造形大学グラフィックデザイン専攻のメンバーによるグループ展がEAST館3階の3スペースで開催されました。全員が一つのテーマで作品作りをされているので、それぞれの
表現が楽しめます。


今回のテーマは展示タイトルからも分かるように「オノマトペ」!オノマトペとは、音や声を言語で表した言葉であったり、音の感覚を表現した言葉です。実際には聞こえない状況にも言葉を持たせることでより分かりやすく、イメージを強く伝えることが可能になります。
こちらは脱力したゆるい顔とフォルムに癒される作品です。



シンプルな幾何学模様とカラーで表したオノマトペ。色鉛筆の手描き感が心を穏やかにさせてくれます。シンプルな形態であればあるほど、鑑賞者は様々なオノマトペを想像することができます。


女性の表情やポーズによって様々なシチュエーションが思い浮かびます。悲しい表情から「しくしく」など思いつきますが、作品下部に「pien」と書かれています。この言葉も現代のオノマトペと言えますね。



ポップで楽しくなるようなデザイン。展示方法も面白く、毛糸の上に置かれています。形から思い浮かぶオノマトペもあれば色味で思い浮かぶものもあります。鑑賞者の思い出も投影されることで、次々とオノマトペが出てくるのではないでしょうか。



こちらは、オノマトペをひらがな50音表にして展示されている作品です。各ひらがながどんなオノマトペになっているのか、ついつい1音ずつ鑑賞したくなります。シンプルなデザインによって分かりやすい表現となっています。カエルのイラストは「ケロケロ」と鳴いておりとても可愛い。



「オフトン オノマトペ」と題された作品。こちらは、布団に寝転がっているだけでもたくさんのオノマトペが潜んでいる、というところから連想して制作されたそうです。たしかに、一歩も歩かずとも身の回りにはたくさんのオノマトペが潜んでいそうですよね。イラストは光と影の表現が美しい。



こちらはオノマトペとシズル感をかけ合わせた作品。音を聞いただけでも美味しそうな響きにお腹が鳴ってしまいそうですが、そこに美味しそうなビジュアルも組み合わさることで何倍もイメージが膨らみ、食欲が高まります。このつやつやと輝く瑞々しいデザインを見たら、蜜柑を食べずにはいられません。




こちらは写真や絵画を組み合わせて制作された作品。全体的に透明感のある美しい色彩が特徴です。風を感じる「そよそよ」。錆や古さを連想する「ぼろぼろ」。これらのオノマトペを抽象的に表現されています。また、女性のイラストは羊をイメージされて描かれており、「ふわふわ」のオノマトペを表現されています。


皆様は作品からどのようなオノマトペを連想されましたか。一度考え始めると、普段の生活の中でもオノマトペを意識してしまうのではないでしょうか。これから新しく生まれるオノマトペもあると思うとワクワクしてきますね。

出展情報

展示会アカウント
 https://twitter.com/tashizan_tzu

Miki Ito
Mai Inoue
Yuzuha Ooya
Yuri Saito
Fumika Sato
Miwa Seino
Yuka Hara
Azumi Hida
Rinka Matsushita
Mayu Miyai
Suzuka Yoshikoshi

スペース詳細▽
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Staff Chi