ミミナリミミ
『命短し最果てガール』
2020.2.3-2020.2.6
at WEST 1-D
在学1年目よりさまざまな展示を企画しながら、作家活動を展開してきたミミナリミミさんの、学生最後の個展が開催中。つねに進化を続けてきた彼女の集大成となる展示です。
2016年に開催された浴室展に始まり、ほぼ毎年何らかの形で弊廊にて展示の企画や作品発表を続けてきたミミナリミミさん。
2020年の今年がいよいよ大学卒業ということで、在学中の展示はこれで最後となります。
つねに「現在進行形の女の子像」を表現し続けてきた作品は年を追うごとに鋭利さを増し、より見る人に刺さるエッジの効いた作品になってきてます。ときに敬遠されがちな直接的なモチーフも臆することなく取り入れ、そのことがより見る人の共感を強く呼ぶような、1枚絵でも強度の高いイラストレーション作品が並んでおります。
今回の作品群は、ミミナリミミさんが在籍する専攻の卒業制作でもあるのだそう。
デザイン系の学科なので通常であればそれに沿った作品制作をしなければなりませんが、それでも自分の作りたいものを最後まで貫き続けた姿勢は生粋の作家気質。かっこいい。
中身の絵だけでなく、額縁に至るまで作品の全てで「女の子」を表現している徹底ぶり。
作品はすべてデジタル環境で描かれているとのことですが、今回はその過程にも変化があったそう。
これまでは線画まではアナログで描き、それをスキャンして彩色をするという行程だったのが、今回の作品からは0から100までをデジタルで完結させています。しかしながら手を使って描いていることには変わりはないので、瞳の描き方や艶やかな髪の表現に至るまで、ミミさんらしさが色濃く反映されています。
展示作品をまとめたZINEも展示会場にてお買い求めいただけるほか、過去作品も閲覧、購入可能です。1年次から作ってるというステッカーやバッチなど小物のグッズもあるので、ぜひ会場でご覧ください!展示は2/6(木)まで開催中です。
ミミナリミミ
https://twitter.com/miminari_zzz
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staff isaka