東邦大学写真部
東邦大学写真部
2019.8.28-2019.8.30
at EAST 101
在籍している部員35名のほぼ大半が参加する、東邦大学写真部の学外展が本日よりEAST 101でスタート!
テーマを設けない自由制作とだけあって、さまざまなシーンを切り取った写真がご覧いただけます。
今回の展示では、部に所属する総勢35名の部員が参加。
特定のテーマやコンセプトは設けていないものの、額の色や規格を統一し、まとまりのある展示空間となっています。
会場もデザインフェスタギャラリーで一番大きい場所ということで、一つひとつの作品をじっくり眺められるような構成。部員の皆さん一人ひとりの個性がしっかりと表に出ています。
四年生の竹田智彦さんの作品。
四年生とだけあって一目見るだけでも技術の高さが現れていますね。
まるで風景画のように整理された構図と静かで趣のあるモノクロームのトーンが印象的。
無駄を削いだミニマルな作品で、部屋に飾りたくなります。
筆者の趣向が出てしまっていますが、続いてもモノクロの作品。
ピンと来る方もいるかと思いますが、横浜の大桟橋のデッキを俯瞰から捉えた写真です。
デッキのグラフィティーを切り取るだけでも、写真を撮っている人にとっては面白いモチーフなのですが、そこに3人のスーツ姿の男性と夕方少し前と思しき伸びた影がドラマティック。写真は「光と陰の芸術」と呼ばれることもありますが、この作品はまさにそんな言葉がぴったりですね。
モノクロの作品ばかりが続いてしまったのでカラー作品をご紹介します。
「秘密基地」と題された作品で、前後の遠近感覚が入り組んでいる画作りはまさに秘密基地のようですね。
井の頭公園を横切って通る井の頭線の高架下で撮影されたものですが、日中は薄暗いながらも高架を走る線路の隙間から光が線上にに差し込んできて秘密基地のような雰囲気があります。奥の方に明るい場所が除く構図も、秘密基地の中側から外の景色を見ているかのようですね。
ここで紹介した作品の他にもたくさんの作品が並んでおりますので、ぜひ足をお運びください。8/30(金)までの開催となります。
【出展スペース:EAST 101】
DF STAFF isaka