『水色の森』
翠川 縁
2019.8.30-2019.9.1
[WEST 1-G]
初のデザインフェスタギャラリーでの展示はWEST 1-Gを盛大に青色に染めた涼しげな空間に仕上がっています。
みなさんはこの青の世界の中で何を感じるでしょうか。
まず目に入ってくるのは青色の世界で生きる不思議な生き物の群。
明確な形を持たないこの生き物たちは見る人によって姿を変えます。
ある人はマンボウ、ある人は、クラゲ、ある人は魂の塊だと言います。
答えのない絵とは、日々見え方が変化し永遠に飽きることなく 、生活に寄り添い支えとなることでしょう。
絵画作品だけでなく、陶器の作品も圧巻です。
かつて陶器で石を表現していた緑川さん。
50個ものフラワーベースを今回の展示のために作られたそうです。
陶器なのに石の表情を持ち合わせずっしりとした重みがあります。
しかし、ところどころに出てくる爽やかな青がこのフラワーポットたちをただの石ではなく宝石の原石のように感じさせてくれます。
コラージュの様に敷き詰められたドローイング作品に描かれている生き物たちはとても賑やかで水色の森で悠々と生きているのだろうなぁと様々な想像ができます。
おや?水色の森の中に1匹だけ違う生き物がいますね!
会場のどこにいるか探して見てくださいね!
まだまだ暑い日が続く中で清涼感のあるこの展示は夏の終わりの癒しとなるでしょう。
本展は9月1日まで。
Instagram:https://www.instagram.com/yori_midorikawa/
【 展示スペース紹介 WEST 1-G 】
staff すーじー