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帝京大学写真部『夏展』



帝京大学写真部
『夏展』
2019.8.20-2019.8.22
at WEST 2-B

毎年春にデザインフェスタギャラリーにて大規模な写真展を開催することでもおなじみの帝京大学写真部。
この夏休みシーズンの定例となる学外展『夏展』が開催中です。






『夏展』は帝京大学写真部の中でも2年生が中心となって参加する定例の学外展です。
今回は10名ほどが参加し、テーマに基づく写真を1点ずつ出展しています。

そのテーマとなるのが「動き」。
『夏展』と聞くと季節感の出た作品をイメージしてしまいますが、今回はそうではなく、静止画である写真の動的な表現にフォーカスしています。




この「動き」というテーマは、本展示の一つ前の展示会のアンケートに「動きのある写真が少ないのでは」という意見があったことが発端で決まった題材なのだそう。例えば風景写真や花の写真、料理の写真などいわゆる「静物画=still life」的なモチーフではなく、写真ならではの「動きを閉じ込めた」とも言える写真を撮ってみようと取り組んでいます。

それを踏まえて作品を見てみると、共通して躍動感のある写真が並んでいるということがわかります。
夏の陽気の下川遊びをしている男の子。川に石を投げ込んで跳ねさせる「水切り」をしている様子を捉えた写真ですが、投げ込む瞬間を収めることでその前後の「動き」すら1枚の写真から想像することができますね





すこし観点を変えて、こちらは展の動きではなく線の動きを閉じ込めた写真です。

立体交差する高速道路のジャンクションを俯瞰の視点で捉えた写真ですが、文字通り線となった光は長時間露光によるもの。数秒間の動きそのものが画面に圧縮保存されているような写真で、絵的な美しさはもちろん、題材をうまく昇華している作品です。

一人一点と数は決して多くないですが、その分1枚の写真のために真摯にテーマに向き合った写真が並んでいる展示です。8/22(木)まで開催中!

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帝京大学写真部
https://twitter.com/teikyo_photo


【 展示スペース : WEST 2-B 】

staff isaka