辰貴
『いつかだった今日に溶けて、昨日みたいだってキミは笑った。』
2019.6.24-2019.6.30
[WEST 2-C]
力強い瞳が印象的な女性を描く辰貴さんの個展が開催中です。
それまで漫画などが好きで趣味で絵を描いていたという辰貴さん。
ある作家との出会いから自身もオリジナルの作品を描きたいと思ったのだそう。
最初は憧れの作家に似ていた絵、たくさん描き続け次第に辰貴さんの個性が確立されてきたそう。
そんな辰貴さんの作品を会場内の様子とともにご紹介致します。
今回の展示では過去の作品から現在の作品が展示されています。
辰貴さんの変遷を辿りながら鑑賞するのも面白いです。
憧れの作家を意識した生き物、音楽、少女という組み合わせの作品が多く見られる中、
徐々に辰貴さん独自の個性が見えてきます。
はっきりとした意思が見える力強い瞳、こちらをぐっと見据える表情、物憂げな横顔、
辰貴さんの描く女性は生命力に溢れています。ただ女性の感情の複雑も奥底に見え隠れす
るのだから堪らない。辰貴さんにお伺いするとやはり瞳に特に力を注いでいるとのこと。
鑑賞者を捉えて離さない女性たちの魅力的な表情にはやはり納得する理由がありました。
辰貴さんは作品を作る上で、まず感情や雰囲気といった大まかな部分を決め、そしてそこに合った人物を実際の人物だったり写真などを参考にしたししながら細部を完成させていくのだそうです。
自身が実在のものからインスピレーションを受け作品を制作するタイプなのでお話を聞いていて新鮮でした。
音楽も好きだという辰貴さん、いずれCDジャケットの絵を描きたいですねと語ってくださいました。
創作を初めて7年間、いまやっと自身の世界を掴めてきたとのこと。
今後どのように絵が変化するか、彼の成長が楽しみです。
作家プロフィール
辰貴1988年生まれ。
イラストを描いています。
定期的に展示を開催していましたが、
今回は久しぶりになります。
[展示コンセプト]
現時点の自分の位置を確認するがコンセプトです。
日々、何気無く思ったこと、感じたことを描いています。
加えて、観ていただく機会のなかった作品も
合わせて展示したいと思っています。
HP: http://www.instagram.com/t0ts2ki/
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staff minako