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透明なファインダー



透明なファインダー
2019.5.3-2019.5.5
[EAST 204]

「写真」というジャンルで繋がった4名によるグループ展が開催中です。
日々の生活の中で、4名それぞれがファインダーに映した景色とは。



何気ない街の風景や、見目美しい雄大な自然風景、特別な一日の一コマ。
様々な瞬間を切り取られているこちらの作品群は、カラーリングや写真の印象など、そのシーンごとに最適に仕上げられています。
多趣味で日常を楽しんでいらっしゃる様子がよくわかり、写真を見ているだけで活力を与えてくれるようです。



こちらは複雑に入り組んだ電信柱をメインとした作品。
夜に撮影されたことで、その存在感がより引き立っているのがわかります。
夜を照らす灯の元となる彼があえて主人公になることで、大量消費社会を風刺しているようにも感じられます。



京都の活気ある風景を収めた作品の数々が彩る壁面も。
街の風景も都市によって特徴的な色があり、京都には赤や生成色、くすんだ緑が目に飛び込んできます。
賑わう風景と、少し静かな景観のギャップが同時に鑑賞でき、思わず京都に行ってみたくなりますね。



風鈴やきらりと輝くチャームなど、これからの季節にぴったりな涼やかな作品も。
光に透けるガラスからは透明感が感じられ、陽の光との相性の良さを感じることができます。
打って変わって雨の夜景も展示されており、少しムーディーな印象。
昼夜の写真のギャップにハッとさせられます。

それぞれの「日々の記録」としての写真に個性が光ります。
展示方法や選別によっても4人4様の日常風景が垣間見ることができました。
狭小スペースでありながら、まったりとどこか居心地の良い空間へ是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

本展は5/5(日)まで。

<スペース詳細はこちら>

[EAST 204]

staff kome