J.
『The flower speaks』
2019.3.7-2019.3.14
[WEST 1-G]
壁に咲くのは、素朴な美しさのあるドライフラワー。
アクリル画とリンクさせた空間は、ナチュラルな雰囲気のお花屋さんのよう。
春の訪れを感じる展示、ぜひお越しください。
ドライフラワーをテーマにした今回の展示は、おしゃれなお花屋さんのような雰囲気のある空間。
J.さんがひとつひとつ丁寧に自然乾燥させて作ったというドライフラワーは、全てに個性がありました。
普段から、ドライフラワーをつくって自宅に飾っているというJ.さん。
始めたきっかけは、親友のウエディングパーティーでもらったお花を、ずっととっておける方法としてドライフラワーにしたことだそうです。
自然乾燥で作っているのだそうですが、この完成するまでの花の変化も面白いのだそう。
白い花がどんどん黄色くなったりする過程を「色がどんどん変わるのがキレイで好き」とJ.さんは語りました。
そんな自然乾燥の面白さや水分が抜けていく感じを表現したのが、ドライフラワーとリンクした絵画作品。
カラフルな色遣いと水分の流れるような表現に、花の生命力を感じました。
ドライフラワーにすることで、花は一度枯れても生まれ変わることができます。
生け花の華やかな美しさとはまた違った美しさを持って生まれる。それを表現したこちらの作品は、とても奥深い心に響く意味が込められていました。
空間の一角には、お花をモチーフにしたトートバックやドローイングも飾られています。
ドライフラワーのように麻紐に吊るされた展示方法、ナチュラルでとても穏やかな気持ちになります。
おしゃれな街の静かな街並みにひょっこり現れるお花屋さん、コーヒー片手にのぞいてみたくなるような雰囲気です。
ドライフラワーの時間はゆっくりと流れ美しく咲き続けます。
知らなかったドライフラワーの世界と出会い、花がさらに美しくなる、新しい発見をすることができました。
会期は2019.3.14までWEST1-Gにて開催中です。
作家紹介
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staff Azusa