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Emm & タナベ アヤコ 『サヨナラ☆セーシュン』


Emm&タナベ アヤコ
『サヨナラ☆セーシュン』
2019.3.25 - 2019.3.31
[WEST アートポケット]

高校の同級生だったEmmさんとタナベアヤコさんによる2人展。

同じ女の子をモチーフにした作品でも、
お二人それぞれの個性と世界観が異なりますが、
どこか同じペースで呼吸しているかのように、いい感じで馴染んでいます。

その雰囲気の違いと感情を表現する繊細さが醸し出された、
この空間をぜひ感じにきてください。
 

わたしたちは、平成で青春を過ごした。

それはあまり報われない青春だったし、いい思い出は特にない。



そしてついに平成が終わる時が来た。

なぜか私はこの瞬間を「青春の終わり」と感じた。

今回の展示の一人は今年で4年生。もう就職活動の時期だ。

もう一人は浪人したためまだ3年生だが、今までと地続きの青春は送っていられない。



この二人の事情から、平成が終わると同時に私たちが今まで過ごしてきた青春を一旦終わらせる展示を行うことになった。

今までの作品と向き合うことで報われない青春を振り返り、そして前に進んでいく。



平成の終わりまであと約1か月という1週間、私たちは作品を通して「青春とサヨナラ」する。

-プロフィールより


タナベ アヤコさんによる、女の子の日常を映した「違和感」というタイトルの作品4点が並んでいます。
「興味のない人間は顔も覚えない」というコンセプトから憂げな表情を浮かべていた少女から逆に存在感を感じます。


プリントT-shirtの絵も可愛らしい。
服の上で服を干しているというおもしろい対照が笑いのツボをくすぐります。



こちらの壁にぎっしりと並んでいるのは、Emmさんのドローイングの数々。
線画からデジタル画まで、作風が様々で、見応えたっぷり。


個人的に一番のお気に入りなのはこちら、Emmさんの「Body1」です。

「人間を崩して再構成するときっとこうなる」という発想から展開された細胞のような精密画。
繋いだ神経のような生き生きとしているその繊細さにうっとりしてしまいます



シンプルでおしゃれ。
その目つきになぜか惹かれてしまう。

展示は3/31(日)まで!平成の最後、春のはじめに、ぜひ遊びにきてください。


-出展者-

Emm
2016年 都立片倉高等学校 卒業
武蔵野美術大学空間演出デザイン学科所属


「根暗で奇妙を大切に」しながら作品を描いているアーティスト。
主に羨望やコンプレックスを作品の主なモチーフとしている。
暗くなりすぎず、また明るくなりすぎず人間の負の感情を描いているのが特徴。
またグッズのデザインや販売もしており、展示期間中も販売予定。


タナベ アヤコ

2016年 都立片倉高等学校 卒業
女子美術大学デザインヴィジュアル専攻所属

主に女の子と日常をテーマに作品を制作している。

Instagram→ https://www.instagram.com/this_is_fungs/?hl=ja




【展示スペース:WEST アートポケット】
staff jessie