Design Team OCTO 『GRADATION』
2019.3.13-2019.3.17
[EAST 101-b]
東京工科大学デザイン学部の有志8名によって結成された『Design Team OCTO』。
約1年強の活動も、卒業という節目によって終止符が打たれます。
共にデザインを学び、切磋琢磨してきた彼らの意志が繋ぐものとは。
デザイン学部とはいえ、専攻はバラバラ。
しかしその個々の学びを活動に落とし込み、日常生活のあらゆる視点から、様々な形態で「デザイン」を提案する活動を行ってきたという。
デザインの媒体にあえてテーマを設けず、メタ的視点からデザインを考えられています。
これまで提案してきた8つのテーマは一見関連性がないようにも感じられますが、
全て根源的に「生活」と「人」に関わるものばかり。
プロダクトから空間、雑貨や冊子まで、デザイン媒体も枠にとらわれていないというところも、OCTOの強みとなるポイントではないでしょうか。
01_節分《ふくふく》
02_手帳《TIME WALLET》
03_ファッション《Charm》
04_カフェ《hangout》
05_家事《ハウスキーパーズ》
06_お中元《思ひ出切符》
07_道路《交通のススメ》
08_展示会
日常生活を送る上で、自分の手足の動かし方や脳の使い方、人生観さえも「デザイン」されていると考えられています。
それほどまでに人やモノとの関わり方に大きく影響を及ぼす「デザイン」。
時代によっても様々な変化を遂げてきたデザインの力で、人がいかに快適に日常生活を送ることができるか。
タイトルの《GRADATION》が示唆するように、空気を纏うようにグラデーションのあるデザインの奥深さにハッとさせられます。
彼らの活動の軌跡を通して、そんな広い視野を持つことの大切さを教えていただいたような、そんな気持ちにさせられました。
「アウトプットすることが最大のインプットになった」と語る、代表の神岡さん。
8つ目のテーマとして「展示会」を選択したことも、活動の中で重要なエッセンスとなっていたことが伺えます。
これからそれぞれの道に進み、文字通り「解散」してしまう彼ら。
しかし、彼らの晴れやかな笑顔を見ていると、明るい未来を期待せざるを得ませんでした。
本展は3/17(日)まで。
デザインの可能性を探求してきた8名の集大成を、是非この目に焼き付けてください。
Twitter:@________OCTO
[EAST 101-b]
staff kome