『不規則な旋律』
なかがわ寛奈
2019.3.20 - 2019.3.26
[WEST 1-G]
ある「不思議な体験」をしたことがきっかけで、「内的体験」の世界を絵で表現しはじめたという寛奈さん。
寛奈さんの描く世界は非論理的で非日常、しかし現実にも存在する物質が混在しています。
人の記憶が、心が積み重ねられたものは、きっとこのようにどこでもない、だけどどこか
にある風景として見えるのだろうか。
眼球の奥底で、脳の髄で、なかがわ寛奈さんの世界をぜひ目撃してください。
動物の目は二つがほとんど。しかし寛奈さんの描く作品は単眼や多眼をもつ生き物が登場します。
進化の過程で不要だと判断されたそれらが存在し、提示されることをあなたはどう捉えま
すか?
モノを見るという行為は一旦私たちの脳というフィルターを介します。
視神経を通した行為は、対象物の本質を捉えることにある程度限界があります。
見るのではなく視るという行為を促す寛奈さんの作品は、アート鑑賞の意味を、あり方を
考えてしまいます。
寛奈さんの描く不可思議な具象物は、現実には存在しないものたちですが、本質的な部分でみると超現実的ともいえます。
現実に存在しないからこそ、それらが無感情に剥き出しで示す事実に、ある人は共感し、
ある人は居心地の悪さを覚えます。
あなたには、なかがわ寛奈さんの作品はどう写りますか?
会期は3/26まで、どうぞお越しください。
作家紹介
なかがわ寛奈
富山県うまれ。
23歳までを富山で暮らす。
幼いころから、宇宙や心、目に見えない「不思議な世界」に興味を持ち、空想することが大好きだった。
25歳でとある「不思議な体験」をし、
その「内的体験」-夢や幻覚、無意識-の世界を絵で表現しようと思い立つ。
見る人に、イマジネーションをもってほしいと日々絵を描いている。
2017・01
銀座K‘sギャラリーにて「マスだ!」展出展
2017・06
銀座STAGE-1にて「スターダスト展」出展
2017・07
グループ展「CARNIVAL@ART」主催
2017・08
Café HEIMATにて
個展「無秩序のなかの秩序Ⅱ」開催
HP:https://kannanakagawa.wixsite.com/artsite
Tw:@NakagawaKanna
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staff minako