『さよならは最終列車で』
あさと/樹乃
2019.3.29 - 2019.3.31
space : WEST 1-D
あさとさんと樹乃さんによる1年ぶりの二人展は、「おとな」に向かう自分たちの姿を重ね合わせた作品展となっています。
3月もおわる今この時期にぴったりの展示会となっています。
約1年ぶりに再び開催されている二人展『さよならは最終列車で』。
まさに来月から新しい環境に進むふたりによる今回の展示会では、
「おとな」ということや、「おとなになる」ということについて、
期待や不安など湧き上がるさまざまな感情と丁寧に向きあいながら生み出された作品が展示されます。
昨年の展示レポートはこちらから:
『花束と君。』(2018.3.24 - 2018.3.26)
壁面に展示された作品は個々1点1点が作品というより壁面全体が作品といった印象。
イラスト、写真、そしてテキストがゆるやかに繋がり、共鳴し、一つの作品として、
見る人を包み込むかのようです。
進路希望調査表に向かい思わず机に伏した女の子。
誰しもが経験したことのある光景に、自分の記憶と自然と重なります。
展示作品のうち、樹乃さんはイラスト作品を、写真作品とテキストはあさとさんが制作しています。
寝床で思い返す学校生活でのさまざまなシーン。
思い出が自分を切なくしたり、勇気づけたりしてくれます。
そんな複雑な気持ちのなかで私たちは少しずつおとなになっていくのかもしれません。
真っ赤な車両の窓辺でたたずむ女の子。
窓越しの光が彼女の輪郭をぼんやりと浮かび上がらせます。
記憶というフィルター越しに再生されたり想像される光景が上手く表現されています。
今回の展示会に向け制作されたブックも展示販売されています。
あさとさんによる桜散るの美しい表紙写真は、なんと今年撮影されたものなのだとか。
樹乃さんによるマンガ作品が収録されています。
ぜひ手に取ってみてください。
壁面の展示作品のほかにこれまでふたりが制作してきた
アクセサリーやポストカードなどかわいらしく魅力的なグッズもたくさん。
ぜひチェックして見てください♪
あさとさん、樹乃さんによる『さよならは最終列車で』は、
3月末日31日までの開催。
ぜひふたりが展示するこの季節にぴったり空間にお越しください。
『さよならは最終列車で』
あさと/樹乃
2019.3.29 - 2019.3.31
space : WEST 1-D
>>>展示スペースの詳細はこちらから
staff shimada