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多国籍ドロップス 『女子美術大学院 メディア研究領域 グループ展』

多国籍ドロップス 『女子美術大学院 メディア研究領域 グループ展』
2018.12.14 - 2018.12.16
[EAST 301,302]


女子美術大学大学院の学生9名によるグループ展が開催中です。
日本・中国・台湾など、文字どおり多国籍に属する女子大生が研究対象としている「今」とは。


使用するメディアも様々な展示空間。
それぞれの研究対象や興味にフォーカスが当たっています。



入口ではガチャガチャおみくじがお出迎え。
その名も「さむウサみくじ」!こちらは安田夏葉さんの「さむウサ」というオリジナルキャラクター。
さむがり山からやってきた寒いことがとにかく苦手で、一年中鼻水をたらしている「さぶがりウサギ」とのこと!
のんびりやでマイペースなさむウサにほっこりします。


こちらは王淑君さんの作品。
日本で一人暮らしを始めて、アパートのポストに日々チラシが入れられ続けることに驚いたという。
「チラシはラブレターのような物なのに、私たちの日常生活には邪魔物のような存在になっている。」という王さん。
情報過多の時代と言われて久しい昨今。これはネット上の話だけではなく、もしかすると根本的に日本社会の問題が関わっているのかもしれません。





多国籍出展ならではの作品も。

こちらは日本の伝統的なアナログゲームである「花札」を、中国・台湾・韓国それぞれのチームに別れて、各国の特色のあるものにリメイクしてみようというもの。
「女性の哀しみ」に注目した韓国。「美味しい食べ物」に注目した台湾。「伝統文化や中国美人」に注目した中国。
それぞれの文化がグラフィックや配色、パッケージに反映されており、各国の文化に楽しみながら触れることのできる作品です。



物事の捉え方を考えさせられる本展。
国籍や性別に捉われない、自由な考え方を提示してくれているように感じます。
色とりどりで、味も違う。まさに『多国籍ドロップス』な展示でした。

302スペースでは、映像作品も上映中です。
じっくりゆっくり、アニメーションやショートムービーに浸ってください。

全て紹介できないのは心苦しいですが、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
本展は12/16(日)まで。

<スペースの詳細はこちら>
※リンクは301のスペース紹介になります。

DFstaff kome