『第３個展』
2018.12.1-2018.12.8
at WEST アートポケット
一度見たら忘れられない、鮮やかなブルーが印象的な板垣太郎さんによる作品。
自身3回目となる個展が開催中です。
年に1回のペースでコンスタントに個展を開催している板垣太郎さん。
本展示では4点の作品が出展されています。
作品は一見版画のようなタッチにも見えますが、すべてペンで描かれています。
画面構成はミニマルで平面的、それゆえに板垣さんの特徴でもある「青」がより一層表にでてきます。
一度眺めただけではわかりにくいですが、かなり細部まで緻密な線でモチーフが構成されています。
ペンで描くということは、絵の具を混ぜて色を作ることはできず、既存の色を使って自分の色を表現しなければならないということになります。
板垣さんの場合、背景やその他画面上の「ベタ」の部分も、細かい線で塗りつぶすことにより表現されています。それだけに手数が多く、一つの作品にかける時間はかなりのもの。
近づいて見てみると、一つの色を表現するためにさまざまな色の線が入り組んでいるのがわかります。
海面に反射する夕焼けのオレンジと、深い青が混ざり合う部分はそれぞれの線の数や感覚で緩やかなグラデーションを描いています。
作品はどれも写真だけでは到底表現しきれないほど、奥深い魅力が溢れています。
ぜひ実際に原画を見に来てください。
展示は12/8（土）までの開催となります。
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