mym.
『mym. art exhibition / vol.2』
2018.11.19-2018.11.21
at WEST 1-G
名古屋芸術大学テキスタイルデザインコース出身のアーティストmym.(Mayumi Machida)さんの自身二度目となる本展示。
じっくりと感覚を研ぎ澄まされるような抽象画の作品が並んでいます。
日々の感情を色やテクスチャーに落とし込み、表現を続けているmym.さん。
赤やピンク、紫などといった特徴的な色遣いは前回の展示から1年を経た本展示でも健在で、一目で彼女の作品ということがわかります。
抽象画というととっつきにくいイメージを持たれている方もいるかもしれませんが、まずは何も考えずに色や形、それが成す全体像をじっくり見てみてください。
抽象的なものの中にも何か別の形が見えてきたり、自分の記憶の中にあるぼんやりとした風景とリンクしたり、眺めているうちにさまざまな感情が呼び起こされてきます。
mym.さんの作品には同じ抽象画でたとえるとジャクソンポロックの作品ような動的な要素、ロスコのような内省的で性的な要素がいいバランスでミックスされています。単純に色としての美しさもあり、ペインティングナイフの描画による掠れからは感情が揺れ動いている様子が表現されているかのようにも感じます。
偶然に混ざり合ってできた色にも美しさがありますね。
絵の具だけではなく、中には刺繍糸がミックスされたものもあります。
絵の具による描画とはちがい、刺繍糸は直線を描くのみ。フレームと平行に縦や横に走っています。幾何学的な形と絵の具のランダムな形、対照的な二つの要素が一つの絵の中で階層となることにより、画面がグッと引き締まっていますね。
絵の具の質感と刺繍が重なる様子。
いつまでも眺めていられます。
展示は3日間の開催、明日までとなりますのでぜひ足をお運びください。
mym. (Mayumi Machida)
https://twitter.com/m_y_m___
【使用スペース：WEST 1-G】
