闇鍋倶楽部
2018.8.30 - 2018.9.2
space : EAST 102
岡山でデザインを学んでいる5人で結成したクリエイターグループ『闇鍋倶楽部』による展示が開催中!
この夏、食べ物をテーマに、それぞれの個性を煮込むように制作されたタイポグラフィ、イラストレーション、アート作品の数々!展示作品を一部ご紹介します。
『闇鍋倶楽部』メンバー
菅野沙耶sho
長友真昭
森田千尋 twitter@yaminabe102
SHIORI twitter@ci05yy
菅野沙耶
さまざまなタイポグラフィを用いながらのグラフィック作品。
デザインされた文字たちで菅野さんの詩が綴られています。
生き生きと変幻自在に変容する文字たちは視覚でも見る者を魅了します。
長友真昭
食べ物として「ミミガー」を取り上げ、そこから作品を展開していったという長友さん。
まず、ミミガーをチョイスする辺りからもそのセンスが光ります。
人物の横顔のラインから、ミミガーのラインへ、ドローイングから切り絵へ、紙から木板へ。
素材も方法も軽々とした印象で横断していく姿勢は、展示作品のもつどこか爽やかな印象にも繋がっているかのようです。
森田千尋
自作の短歌作品の中から「食べもの」に関するものをピックアップし、イラストレーション作品に発展させた森田さん。
現在ほぼ毎日一作品の歌詠みを続けているそう。
イラストレーションと短歌という別々の表現でありながらも、
両者を融合させることで、それらが相互に関係し合い、
作品は、より森田さん優しく柔らかな世界に近づくように思いました。
※森田さんは在廊時、来場した人をイメージした「○○さんの闇鍋」をその場で書くということもされています!
SHIORI
ビビットな色彩で女の子たちと彼女たちのいるカルチャーを描いているSHIORIさん。
若さ、強さ、自由さが感じられる女の子たちは、まるでここ原宿で出会う女の子たちのよう。
CDジャケットでのイラストレーションの仕事も始まっているということで、今後より多くの人がSHIORIさんの作品に出会うことになりそうです。
在廊時も作品の制作中だったSHIORIさん。
sho
オリジナルのキャラクターで展開したイラストレーション作品やグッズを展示しているshoさん。「闇鍋」という言葉のワクワクとした語感を「未知」や「冒険」といったキーワードで作品に展開しています。グッズのデザインにも細かなこだわりが感じられました。
5人の個性がぶつかりあい、しっかり煮込まれた印象をうけた『真夏の闇鍋展』。
ぜひご来場のうえ、それぞれの味をじっくり味わう体験をしていただきたいです。
展示コンセプト
酷暑極まる夏の日、私たちは闇鍋をやることにしました。食材となるのは5人が作り出す、食べ物をテーマにした個性豊かな作品たち。どんな食材が入っているかは見てのお楽しみです。最後の蝉のひと騒ぎを聴きながら、夏の名残を煮込んだスープはどんな味がするだろう。鍋の底まで食べ尽くして、そうしたら何が残っているだろう。それは食べてみるまで分かりません。私たちと一緒に真夏の闇鍋をつついてみませんか。ぜひお越し下さい。
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