小島沙織『私をつくるもの』
2018.7.14 - 2018.7.16
[WEST 1-G]
点と線の集積。小さな点が集まり一つ一つが意志をもつかのように並んでいる。
まるで樹木が年輪をつくるような、気の遠くなる作業の中で浮かび上がってきた作品の数々をご堪能ください。
一部になりますが展示の様子をご紹介します。
点や線の集積によって形作られている小島さんの作品からは、時間をかけて制作されるからなのか、まるで樹木の年輪や地層を想起させられます。まさに年輪を思わせる作品も展示されており、至近距離で作品を鑑賞するとまた違った趣があります。
四季と題されたこちらの作品は、いくつもの異なる層が複雑に関連しあってひとつの画面を作り上げています。近寄ってよく見てみるといくつものモチーフ...点や線、雫のような形、花や花びらに見える形など、四季の特徴や移ろいを表現しているのでしょうか。様々な形の組み合わせや色彩によって音楽的な雰囲気さえ感じられます。
この作品を眺めていると、線によって形作られた人物にその個としての意志がなければ、周囲の他者に容易に干渉されてしまうのではないかとさえ思えてしまいます。。
眺めていると次々に発見のある作品である為、小島さんの作品の魅力は語りつくせません。
是非直接ご覧いただければと思います。
展示は7/16(Mon.)までとなります。ご来館お待ちしております。
-出展者-
小島沙織
油絵学科卒のエフェクトデザイナーです。
好きな絵を描き続けています。
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