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アートはどこでだって表現できる!ランドアート作家Part1

出典:http://christojeanneclaude.net/ Photo : Wolfgang Voltz


唐突ですが、最近おもしろい体験、驚く体験、しましたか?

ことに「現実は小説より奇なり」とはよく言ったもので、自然や人間は時に
とんでもないことをやってのけるものです。

ものづくりをするならなおさら枠におさまった考え方ではいけません!
自分に刺激になるものを探すアンテナは常に立てておかなきゃですよね。

そこで今回はアートの概念をガンガン超えて、大自然や公共の場にアートを持ち込んだ
先人アーティストたちをご紹介いたします。

いつだってアートの概念は超える為にあるようなもの。
みなさんもめいっぱい感性を刺激されあっと驚くものづくりをしちゃいましょう!

ランドアートというカテゴリーで語られる代表的なアーティスト9名をPart1,2に分けて
ご紹介!

の前に、ランドアートについて軽く触れておきますよー^^

ランドアートって何??

1960年代に台頭したアートの潮流。
それまでの美術館やギャラリーに作品を構成する、という美術界の既成概念、
先に流行していたミニマルアートへの批判という側面をもちながら発展。
コンセプチュアルアートとの関連性も高い。
作品の特徴:作品の多くは土・水・岩・木・大地・鉄など自然物を素材として制作され、
屋外に構築される。恒久性を厭わない作品が多いことも特徴のひとつ。
参照資料:美術史の辞典(東信堂)/ ランドアートと環境アート(PHAIDON)


それではどうぞ!



ウォルター・デ・マリア(Walter De Maria)

" THE LIGHTNING FIELD " 出典:http://www.mcjpost.it/

写真はステンレス製のポール400本を設置した作品。
この場所は雷が多発する平原で、ポールに落雷するたびに鑑賞者は
その光や音の響きを体感できるというパンチの効いた作品。
音楽家でもある彼の、自然を演奏者に見立てたかのような驚きの作品です。

リチャード・ロング(Richard Long)

" A CIRCLE IN THE ANDES "  出典:http://www.richardlong.org/

自然の中を自ら歩き、その痕跡や石、木を使用した作品を多く制作しているロング。
彫刻の概念を変えるような作品としても広く知られています。
写真はアンデスに置かれた作品。大自然の中に置かれる人工物は些細な存在
ながら空間としては違和感を抱かせる、人の「軌跡」を感じる作品です。

ロバート・スミッソンRobert Smithson

" SPIRAL JETTY " :http://shiranaiart.blogspot.jp/

スミッソンの作品で最も有名なこちら、教科書に載っていたりするので
見たことある方も多いのでは。
グレートソルト湖にあり、岩、土砂、塩を用いてつくられ、先端が渦巻状になった突堤。
俯瞰で撮られた写真はあまり大きさを感じさせませんが、長さ460?、幅4.6もあります!
土砂や石などを美術館内に敷き詰めるといった、やらかしてる感と美が共存する作品も見物です。

ジェームズ・タレル(James Turrell)

" within_without " 出典:http://jamesturrell.com/

日本にもインスタレーション作品が多数あり、ファンも多いタレルの作品。
光の芸術家といわれるとおり、空や光の時間ごとの変化を楽しめる作品は幻想的でありながら
光という実態のないものの存在を確かに感じることができます。

クリスト&ジャンヌ=クロード(Christo and Jeanne-Claude)

" WRAPPED REICHSTAG"  Photo:Wolfgang Voltz 出典:http://christojeanneclaude.net/

美術館、国会議事堂、海岸の岩、無人島の周りなどを巨大な布で覆ったり、
セントラルパークに約7500本のゲートを作ったりとこちらもスケールの大きな作家。
梱包の許可のため20年以上粘る作品も多数でその実現への執念は脱帽もの。
自身の構想作品の純粋性を保持するため絶対にパトロンを作らない作家魂もカッコいい!

中締め〆


どうでしょう。
好きな作品はありましたか?

え、なにこれ。。。?(@_@)なんて思った作品もあるかと思いますが、
アートへの興味は「?」から始まるもんです!(多分ね!笑)

気になったら調べてみましょう〜^^
後半もしっかりなんだこれ作品を紹介しますよー!

アートはどこでだって表現できる!ランドアート作家Part2
http://designfestagallery-diary.blogspot.jp/2018/02/part2.html