Atポキ/圓迦『星巡り綺譚』
2017.12.10 - 2017.12.16
[WEST 1-A]
Atポキさんと圓迦さんによる二人展『星巡り綺譚』がWEST 1-Aにて開催中!
お二人が作り出す幻想的で美しく恐ろしくもある展示会へ是非足を運んで見てください。
きらりきらり 光年よりの
遠い光を捕まえましょう
誰か知ってるかもしれないし
誰も知らないかもしれない星の物語。
ほら、ここそこで星の光がささやき合っている。
その輝きをパレットに
昔話を紡ぎましょう
これらの星には乙女の話を
あれらの星には獣の話を
ここに来てくれたあなたにだけ
こっそり見せてあげる
ようこそ。
星の奇跡を辿れる「星巡り綺譚」へ!
スペース内はキラキラとした星がデコレーションされておりきらびやか。
実際に足を運んでみるとまるで描かれる人物たちの舞台を観に来ているかのような雰囲気のある空間。
劇場やサーカスなどで見られる緞帳のような装飾も展示の雰囲気を高めています。
こちらは圓迦(madoka)さんの展示エリア。
作品は様式化された装飾の組み合わせで縁取られた背景の前に
いずれも女性ような美しい姿を用いて様々な寓意が表現されています。
圓迦《過去の花束》
夢を見ていたのかもしれない。
彼女に帰りの道しるべとして指輪を渡して。
野獣の元へ帰る者など、いやしないのに。
過去の姿を失くしたこのばらの花のように。
戻らなくていい。
この鏡に映らない存在も何もかも。
悪い夢だと思ってどうか、振り返らずに、永遠に—
肌の色や表情を見ていると、まるで美しい人形を見ているかのような、ストーリーを演じる為だけに存在しているのではないかと思えてしまう人物像。作品のひとつひとつにストーリーがあり、文字を追っていると気付けば一連の物語の中に入りこんでいるような感覚に。
こちらはAtポキさんの展示エリア。整然と並べられていた圓迦さんのエリアとは異なり、しかしバランスよく並べられていて生き生きとした雰囲気が感じられます。圓迦さんの作品と比べると人物に温かみが感じられるのは使っている色彩の違いでしょうか。こんなに作品の相性の良いお二人ですが、パレットの上に並んでいる絵具は異なるのでしょう。
Atポキ《サロメは月に憧れて》
月は冷たくて清らかな乙女。
きっと自分の体を汚したことなんてないんだわ。
あなたと同じ、私の欲しかったものを持っているの。
先日、劇団TremendousCircusさんにてはじめてサロメの台本を読ませて戴いてから
なにかとサロメにご縁があり、月の描写の多さからテーマに致しました。
ヘロデ王やシリア人から愛を語られるサロメが憧れてやまなかったものは
清らかさだったのではないかなと思いながら
これまでたくさんの作家にモチーフにされてきたサロメ。
Atポキさんの描くサロメも幻想的な雰囲気や妖しさといった要素を巧みに自分の画力でまとめ上げています。
とても魅力的ですね...♪
スペース内にはポストカードやメッセージカード、缶バッジなども販売されています。
お気に入りの一枚を見つけてみてくださいね。
展示は12/16(Sat.)までとなります。
ご来館お待ちしております。
プロフィール
<Atポキ (atto poki)>
鳥や虫やお魚や星など自然やそれにまつわるお話が好き
その中の不思議なことや妖精のお話などを食べて生きてます。
CDのジャケットをさせていただいたり、キャラクターを作ったり、
ちょっとしたお話を話してみたり、ひっそりお絵描きしています。
pixiv
https://www.pixiv.net/member.php?id=50782
https://twitter.com/atpoki?lang=ja
<圓迦 (madoka)>
童話や創作童話をベースに、メルヘン・ダークメルヘンなイラストを描いたりしています。時々企画展などに参加させていただいてます。
アクセサリーやお洋服のデザイン・制作も稀にしてます。
お星様やおリボン、冬のモチーフが特に好き。
かわいいお洋服や焼き菓子も好き。
pixiv
https://www.pixiv.net/member.php?id=18827430
https://twitter.com/lam_shirokoi
DESIGN FESTA GALLERY 原宿
Staff Jun