寺野文子/hazuki 『おとめくらぶ』
2017.9.5 - 2017.9.11
space : WEST2-B
今年3月の展示から半年を経てのふたり展は『おとめくらぶ』。
それぞれに心惹かれる女の子を描くふたりをご紹介します!
今年の3月にもふたりで展示をおこなった寺野文子さんとhazukiさん。
(前回のおふたりの展示『めるへん展』の様子はコチラから。)
女の子を描くふたりの『おとめくらぶ』ではその名のとおり、
それぞれが捉える女の子をじっくり鑑賞することができます。
こちらはhazukiさんの最近の作品。
以前の軽やかな印象の女の子のイラストとは異なった
絵の具の重ねて描かれた濃密な空気が感じられる少女像。
人形のような非現実感と人間のような現実感、その中間に居る女の子を描きたかったというhazukiさん。
宝石のようにデフォルメされた瞳と対照的にほのかに紅潮する皮膚からもその試みが感じられます。
寺野文子さんのこちらの作品、作家が繰り広げるイマジネーションに連れられて
観る者の想像も掻き立てられる楽しいドローイング作品です。
一見、意志の赴くままに自由に生み出された作品と思いきや、寺野文子さんに話を伺うと、制作する作品には、寺野さんの思いや考えが込められています。
酸素ボンベでつながれた少女と少年、そこには「需要と供給」「男子から観る女子と女子から観る男子」といったテーマが隠されています。
こちらは透明のボードに描かれた連作。
映像を学ぶ寺野さんだからこその映像フィルムから切り取ってきたかのような作品です。
おとめ、それは恋という存在を抱えた存在といえるかもしれません。
左の作品には男性が存在し、右の作品には男性が存在しません。
キレイに整ったかわいいパフェも恋によって乱れてしまうのです。
寺野文子/hazuki 『おとめくらぶ』 は9/11まで。
それぞれに魅力的な作品をぜひ会場でご覧ください。
ドローイング作品やグッズの販売もありますよ。
おふたりのSNSもチェックしみてください↓
寺野文子
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hazuki
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shimada