女子美術大学 女子美フェア「じょしりき【女子力】」展
会期:8/11(金・祝)〜8/13(日)
時間:11時〜20時(最終日17時まで)
会場:デザインフェスタギャラリー原宿 WEST館全スペース
デザインフェスタギャラリー原宿 EAST館2階・3階全スペース
女子美術大学がキャンパスを飛び出し、デザインフェスタギャラリーで大規模な学外展を開催中です!
「じょしりき【女子力】」というテーマのもと、女子美生が持つ「群れない・違いを認め合う・自由な・力強い・流行に流されない」力を込めた幅広いジャンルの作品を展示・発表する本展示。大学院、大学、短大など所属を問わず女子美術大学に通う学生から、教員を含む総勢約190名が参加する女子美史上初の大規模学外展です。
この記事ではEAST館2階の展示の模様をダイジェストで紹介します!
201
EAST館201の様子。
ここだけでもかなりの作品数です。
平面は絵画作品やデジタルイラストなどから立体作品、ミクスドメディア作品など。
それぞれの解釈する「女子力(じょしりき)」を作品で表現しています。
夕やみがしだいに暗く/萩原 睦
詩の一節から着想を得た二つの作品。
どちらも夕暮れどきのほんの僅かな時間にしか表れない、群青から橙のグラデーションがアクリルによって繊細に表現されています。
右側の一作は山の裾野に広がる家々から漏れる明かりと夜空に広がる星々の明かりの対比が美しい。
202
おとなりの202は平面が中心で、組作品が多い印象。
サイズの大きな作品は目立ちますね。
中央のスペースではライブペイントも!
rule/守下 彩恵
抽象画5作の組作品です。
作品のキャプションには「こっちにきてほしいときとときとこないでほしいとき 女子のルールはかんたんでむずかしい」と、女性ならではの一筋縄では感情の動きを絵に落とし込んでいるという事が分かります。
赤は情熱、青は冷静。感情に色を付けた様が表現されているようです。
203
203は比較的小さなスペースですが、この限られた空間にも個性が凝縮されています。
今回の展示、部屋ごとに作風や形態がまとめられているわけではないそうなのですが、こちらでは時に明るく季節を感じるような色に溢れている気がします。
diary/木田 華子
「普段の生活でいつも見る景色や身近なものをテーマに制作した」というこちらの作品。
日々生活の中に溢れる色をさまざまなマテリアルを使って、冊子の形でひとつに表現された作品。
写真のページはオレンジとスイカですね。
他のページも記号的な特徴を一度解体して再構築されたものが並んでいました。
日々や季節が巡る感覚をページをめくるという所作に落としこむことにより、時間の流れを感じることができる作品です。
204
204では絵画やポップなイラスト作品がそろっていて、物販も豊富。
こちらもあまり大きくないスペースですが、それでもバリエーション豊かで見応えがありますよ〜。
モノクロームでちょっとシュールな世界を描いたミニ原画。
女性の無表情さがクセになります。
こちらも展示会場にて購入可能です。
本日から始まりました『じょしりき【女子力】』展、初日から大盛況でした。
作品展示だけではなく体験型のコンテンツもあるので、一日いてもフルで楽しめちゃいます。会場でお待ちしております!
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女子美術大学
女性に対して高等教育機関における美術教育への門戸が開かれていなかった明治33(1900)年に、「芸術による女性の自立」、「女性の社会的地位の向上」、「専門の技術家・美術教師の養成」を目指して、美術教育をおこなう学校として創立。
大学公式サイト : http://www.joshibi.ac.jp
展示公式twitter : https://twitter.com/joshibifair
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