『KnitLisa MAGNUM』
KnitLisa
WEST 1-G 10/22
黒と白。相反する2色をテーマに掲げたLisaさんのニット作品展。
毛糸には多種多様な色が存在し、それ故作り手のイメージを無限に表現できる可能性を持っています。
しかし、今回の展示のメインとなる作品は黒と白の2色のみを大胆に使用した作品たち。そのコンセプトにはどのような想いが込められているのでしょうか。
「編み物に+αのイメージをミックスさせた作品を作りたかった」。
作品作りについて大切にしていることについてそう話すLisaさん。
『+αのイメージ』に黒と白の2色を抜擢した理由については、ご自身が好きな世界的写真エージェント・マグナムフォトのモノクロ写真が深く関係しているそうです。
展示タイトルの『マグナム』もそこから由来しています。
「マグナムのモノクロ写真からは力強さを感じる。黒と白だけで表現されたその世界を編み物で表現してみようと思った」とLisaさん。ややもすると柔和で暖かいイメージのある編み物作品にマグナムの写真群がもつ生命力を落とし込み、黒と白見事に共存しています。
ただ、黒と白という制限を設けることで「どうしても色を差し込みたくなる気持ちを我慢しながら制作した」という苦労話も。
そんな時、息抜きに制作した作品がこちら。
当館でコンスタントに作品を発表していただいているLisaさんですが、来月も展示を企画中とのこと。そのころには秋も深まり冬もすぐそこ。Lisaさんの作品とともにこの冬を過ごしてみてはいかがでしょうか。