キシ/フジマツ
『ふたり展』
2015.9.4 - 2015.9.6
WEST 1-D
絵本のような世界感を描くキシさんと、「肉」と「女の子」という不思議な組み合わせで表現するフジマツさんによる2人のイラスト+写真の展示会をご紹介します。
こちらのイラストがキシさんの作品です。
パステル調の色味がなんとも画風にマッチしていて、素敵ですね。
この世界観はどこから?と聞くと、絵本だと思います。との返答が。
独特の世界感だと思いませんか?
1枚のイラストとして見るのも勿論ですが、それぞれストーリーまで想像してしまうのでじっくりと見ていたくなります。
キシさん曰く、普段は背景とか、植物とか描き込まないタイプらしいのですが、その中でも今回特に時間をかけて描かれたという1枚。
ヨーロッパの町並みを思わせる空間でヴァイオリンを惹く青年。
先程の絵と比べてみると陰影の付け方にまで相当こだわって描かれたことが伝わってきます。
続いて、フジマツさんの作品です。
肉を捌く写真と、ポップな絵が並びます。
フジマツさんが自分に課したテーマは「肉」と「女の子」。
精肉店で働いているフジマツさんは肉を捌く姿にエロティシズムを感じたと言います。
とても絵の作風からは想像できませんが、なかなかマニアックな発言ですが、なるほどわからなくはない……といった塩梅で話に花が咲きます。
貞操観念が欠落した女性をジャンクフードに見立て、上の作品が生まれたそうです。(面白い!)
「エロさ」を強調し過ぎてしまうと、作品で伝えたい意味よりも大きくなってしまうのでそのバランスが難しい。
「エロティシズム」は取扱注意ですね。
1枚1枚、どういった意味があるのだろうかと思考する時間もまた楽しい。
考えさせる作品であることには間違いありません。
今回、原画の販売は行っていませんが、悲しむことなかれ。
ポストカードの販売はございます!
数には限りがありますので、気になる方はお急ぎください☆
※今回の「ふたり展」のツイッターも併せてご覧ください。
https://twitter.com/futary_ten
chida