白と透明を基調としたインスタレーションが、道路に面しているため光が差し込むスペース102で行われています。
箱の中や鏡の上に置かれた、光を透過する物体。
見る人が動く度、光の屈折率によりきらきらと輝きます。
素材はガラスではなくアクリルです。
しかも、工場の廃材なのだとか。
ひとつひとつ形に個性があって、愛嬌さえ感じられます。
こうやって、作品を通して外を眺めてみるのも一興。
金子さんは元々建築の勉強をされていて、空間デザインやインテリアの考えを基本としてインスタレーションを作っています。
作品は購入も可能。
「生活のスパイスになれば」とおっしゃっていました。
普段はアクリルだけではなく、様々な素材を扱っているそうです。
ただいつも、(空間の中で移動することで)移り変わる作品の表情やそのシークエンス、昼や夜など時間の推移を想定しながら空間をデザインしています。
四季折々で楽しめる、日本庭園の美に通ずる意識。
近現代的な素材の中に伝統が息づいているのを感じました。
https://kane41.wix.com/ts-room/
DF STAFF KOZUE
カテゴリー:
Design Festa Gallery 原宿
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