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岩田祐一 大澤信哉 水野貴之 渡邊慶多 『omoteura』 [2-D:3/15-3/18]



武蔵美のデザイン情報学科2年生の4人による展示です。
タイトルは「omoteura」。物事の二面性(多面性)がテーマです。


岩田祐一さん
11月に展示をしようということになり、それからテーマをどう作品に落とし込むかについて悩み、二月末にやっとアイディアが固まったそうです。創りだされたものも、いつかゴミになってしまう。飛び出したブロッコリーが下向きにすると落下しているように見える。ポスターに直接かけられたマヨネーズがインパクト大です。

今回のテーマで、物事を一方からみるのではなく、色んな方向から見ることは大切だと感じたそうです。


大澤信哉さん
「ものの値段と価値について考えてみました」とコンセプトにあります。上にものとその値段、下に原価が表示してあります。お金も価値の「一つ」に過ぎないのですが多くのもののモノサシになりがちな状況への皮肉とも取れますね。


水野貴之さん
もともと漫画を描いていて、「他の視点も学びつつ漫画を描きたい」とデザインを専攻することにしたそうです。地元には漫画を描いている人が周りにおらず、直接関係はないはずのデザインを専攻したところ、漫画を描いている人が多くて嬉しかったそうです。

「黒星」「白星」という二つの漫画を描きました。これはまったく同じある甲子園をかけた野球の試合の話なのですが、「勝った方」と「負けた方」の視点で、回想を交えて物語が進行します。

両方の視点から描くことで、多くの人物に感情移入しながら物語を描くことが今までよりうまく出来、今後の為になった、これからのアイディアが色々沸いたと話していました。

渡邊慶多さん
「人が社会を動かすのを作品にしました」と説明にあります。社会における人と機械という二つの関わり、側面を表現したのでしょうか。他にも映画AIにインスピレーションを得た作品もあったので、会えたら話を伺いたいです。

岩田さん、水野さん

DF STAFF KOZUE