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KDS 『新・正方形』 [2-B:3/30-3/31]

 桑沢デザイン研究所の夜間に通う四人による展示です。


aminさん 『文字折り紙』
正方形の折り紙を折ってアルファベットにしたもの、それを元にデザインした折り紙でTHANK YOUという文字を作ったものが展示されています。

折り紙でアルファベットを作った時の苦労やTHANK YOUという文字を選んだことなど、作品に付随する諸々のこともよく練られていて素敵だと思うんですが、それがなくてもデザインされた折り紙のかっこよさで満足してしまいました。



佐々木悠人さん 『始まりの頃の』
現在スペースデザインを学ぶ佐々木さんは、今回の展示では写真の他にスペースデザインも手掛けています。 居住スペースの中の家具にとりわけ興味があり、広く色々学ぶ為にスペースデザインを勉強することにしたそうです。
写真は元々撮っていたもので、この写真は撮る写真の方向性を決めるきっかけになった写真だそうです。「居住スペースの中の家具」という興味とはまた別の「白いぼんやりした広い」空間が追求されているのが興味深いです。



shihoさん 『無題』
種明かしをしてしまうと、アクリルの立方体の影を撮った写真です。「ものの影が作る多様性(別に見えること、変化すること)に興味を持っていた」というshihoさんは、今回「なんだかわからない写真が撮りたかった」そうです。確かになんだかわからないのですが、なんだか綺麗で「それがなんであるか」わからなくてもいいや、という気分になれる写真でした。それはたぶん、一見さらりと撮ったように見えるけれど、shihoさんの試行錯誤や学び、気付きが詰まっているからなのだと、お話を聞いていて思いました。





kinkoさん『画正方形』
もともと『新・正方形』というタイトルはkinkoさんが「ずっと温めてきた」言葉遊びだそうです。作品には全体的にそういう下ねた要素は皆無ですが、「タイトルを口に出した時に事故っちゃ」えば面白いなとkinkoさんは笑っていました。もちろん『画正方形』も言葉遊びです。結構男性来場者は笑ってくれたとか。笑えないのは包茎男子だけですね!

さて真面目に作品の話をします。タイトルを決めた後に「正方形って意外に生活の中にないよね」ということになり、色々考えていたところ、「画像を拡大していくと正方形が現れる」「つまりそこら中に正方形はある!」と気がついたとのことです。そこからイルミネーションやサイケ柄、VJの画像を見つけて拡大し、紙袋にしました。紙袋はどこにでもあるものだからです。

着眼点も面白いし。袋もかっこいい。そして、話をしていく中で「展示のためのミーティングを週1でしていた」ということも知り、言葉遊びから始まっていながらもしっかりと準備をし、互いに(厳しく)講評し合い、丁寧に積み上げて作ってきた展示なのだなと感じました。


展示をぐるっと見てまず持った感想が「さすが、桑沢。」無駄を最小限に押さえ、独特の着眼点で作品に落とし込むセンスと技術がさすがです。

DF STAFF KOZUE

こなつ & マーク・ナガタ 『こなつながた』

EAST202で始まりました、こなつ & マーク・ナガタ 『こなつながた』。



こなつさんと、マーク・ナガタさんのおふたりの展示です。

ちなみに、マークさんは昨日、WESTの壁にステンシルしました。



朝からマークさんのサイン会もあり、EAST前は行列になっていました。
アメリカからの出展ですが、すごい人気です。

こちらはマークさんの作品。











こちらはこなつさんの作品です。


浮世絵のような画風で、ディテールにこだわっている作品です。


妖怪獣大図鑑。

妖怪獣大決戦。
原画です。






こちらは二人の合作です。



原画が見れる機会です。
明日までなので、お見逃しなく!!



まいこ









兎雛 『第二回白昼夢』

EAST:101-bで開催中の兎雛 『第二回白昼夢』。
連日多くの来場者さんで賑わっています!!
本日最終日ですが、まだまだたくさんの人が来ています。

とにかくかわいくて、出展者さんも来場者さんもとってもラブリーです。
何系!?
どうやら原宿系になるようですが、白昼夢ガールズでいいと思います。
みんなふわ~として、ロマンティックな姫たちです。









刺繍です。困った顔がいいですね。

作品もどれもふわふわ、色づかいもピンク、ブルー、パープルで、レースふりふりです。
でもただかわいいだけじゃない。
時にはひょっこりこんな子も。


あんなこが。





今日はライブペイントと、ライブクッキングがありました。





メンバーのパティシエさんがライブクッキングで作ったそうです。
甘くて、いろんなナッツがのっかって、♡のクッキーも付いて。
スウィーツもかわいい!
まさに白昼夢のスウィーツです。



白昼夢の展示は、アメリカやヨーロッパの古着と
それぞれ自分たちが立ち上げたブランドを組み合わせたファッションを楽しんでいるそうです。
洋服、絵画、映像、雑貨を制作する、東京を拠点にしたクリエイターの集まりです。

白昼夢主催のおふたり、阿部麗さんと東佳苗さん。
阿部さんは映像作品、東さんはニットを主とした洋服、バッグ等の作品を展示中。








第一回の白昼夢の展示会よりも更に大きくなった『第二回白昼夢』。
今回はtwitterもあり、全国から来場者が訪れました。
今後はどんどん白昼夢ガールズが増え、第三回白昼夢はもっと大きくなりそうです。
楽しみです。


まいこ




本日のステンシル HEJSAN

本日のステンシルは、ただいまアートピース5番で展示中のHEJSAN
HEJSANと書いて、ヘイサンと読みます。
スウェーデン語なので、スペルを間違えてしまいがち。。。
今日は大丈夫なはず!


朝10時、HEJSANが強風に吹かれやってきました。
さっそく、ステンシルの型にスプレーのりを吹きかけるのですが、
強風に吹かれからまりがち。。。
なんとか、でこぼこの壁にもひっついてくれました。


そして、スプレー噴射!
手慣れてるHEJSAN。








良い感じの仕上がり。
ドットの衣装もかわいいです。
とってもキュートですね。



HEJSANもとっても気に入った様子でした!

まいこ

濱松靖葉、松本紘子 『pianeta』 [3/30-4/1]

多摩美術大学絵画学科版画専攻2年の2人の展示です。
明日から3年生だという2人は、「折り返し地点、何もせずに終わっては勿体ない」と展示を企画したそうです。濱松さんは展示が初めて、松本さんはグループ展を経験済みですが、自分で企画するのは初めてだそう。一点のシルクスクリーンを除いて、全て銅版画となっています。


 まずは松本紘子さんの作品から紹介します。
今回の展示作品のなかで松本さんの一番のお気に入りはこちらだそうです。小さい画面のなかに、細かく描き込まれています。主張をしない額と広めにとったマットとのバランスもいいですね。

版画部分のアップです。
松本さんは今まで色々な媒体を挑戦してきて、最近は平面に落ち着いていて、版画の他にはイラストも描くそうです。 絵画(敷居が高い、自己表現するためのもの)とイラストレーション(親しみやすい、説明/描写)の中間を模索しているそうです。また、ロココやヴィクトリアンなどの装飾過多な世界が好きで、そういうものを表現したいそうです。

 こちらは松本さんの版画、ポストカードの販売スペースです。
 趣のある小物で装飾されていて販売スペースに見えませんね!


 こちらは濱松さんの作品。動物と少し宇宙を感じさせる絵をメインに制作しているそうです。
 こちらの猿はシルクスクリーン。
濱松さんは器用で色々なテイストの作品を作れるため、逆に「作風が定まっていない」と見られてしまうそうです。表現したいものも現在明確にはなっておらず、「とにかく作るのが楽しい!」そうです。
 そうした「幅を狭めずに今はとにかく作りたい」という姿勢が強く現れているなと感じたのが、こちらの作品。タイトルは『好奇心日記』。好奇心の赴くままに好きなモチーフを散りばめた作品。もしかしたら「作風がばらばら」という意見は裏を返せば、「限定せずに色々やってみる」という現時点での濱松さんの魅力となっているのではないかなと、この作品をみて感じました。

 濱松さんの販売スペース。こちらも素敵。

左が松本さん(150cm)、右が濱松さん(170cm)。松本さんがちょっと小さくて、濱松さんがちょっと大きいので、二人の身長差が面白いことになっています。

実はこの展示、次回のデザインフェスタの布石になっているそうです。「空間の感じがつかめたので、版画を増やす予定です」とか、「(デザフェスでは)雑貨やアクセサリーも出します」(濱松さん)、「私はイラストも出す予定です」(松本さん)と、デザフェスに向けて気合十分といった様子でした。

デザインフェスタ両日出展 ブースNo. E-342
http://www.designfesta.com/exhibitors/introduction/jp/detail.php?id=vHNIF4t6yOJeXvOV9P%2FXSw%3D%3D

DF STAFF KOZUE

ヨシダモモカ ワタナベユウミ 『ONIKU展』


肉好きの肉好きによる肉好きのための ONIKU展

人間の最大欲求の中から「食欲」を取り出し、
食を取り上げるならまだしも、
ピンポイントに肉だけを貪り食うなんて。

どこまで肉を愛しているんだ。

ヨシダモモカさん、ワタナベユウミさんの絵画展示。


ヨシダモモカさん

" SHIMOFURI " というタイトルの作品。
既に何か口に含んでいる様子。
何かショッキングな出来事にあった場合、
背景にイナズマがずばー!って走る描写、アニメとかでありますよね。

ここではジューシーな肉の表面に浮き出る霜が、
彼女の脳裏を駆け巡り、
舌の上を転がり回る。

「焼き肉」

網の上でじっくり焼き上げられるお肉の上で
踊る踊る小麦肌のダンサー達。
肌があんな色にかわるまで。

肉が焦げるイメージが溶岩のように流れ出て。


お肉に対する熱い想いをあらわにしながらも、
冷静に、一歩引いて、描写を行うヨシダさん。

展示期間中に、数点作品が売れました。
その嫁ぐ先が、なんと、お肉屋さん!
偶然いらした来場者さんが、お肉屋さんのご主人で、
店先に飾る作品として、ご購入されたようです。

「肉」で繋がった出会いであります。


「ONIKU製造工場」

何の肉なのか?それはわかりません。
飼育/と殺/加工
普段目にしない場所で行われている、食卓に並ぶまでの下準備が、
目を背けたくなる現実がここでは切り離されている。

肉ではなく ONIKU なんですよね。
肉ではないかもしれない。
肉に似た、何かかもしれない。

謎が謎を連れて来る、ワタナベユウミさんの作品。


「肉親」

少女の表情が今作品の引き金でありましょう。
犯人は絶対彼女です。
両親の顔に平たいステーキ肉を「ぺちん」とひっかけた犯人。

良い肉、高い肉だと思うのです。
それを惜しげも無く武器に使ってしまって。
それほどまでに憎いのでしょう。
美味しい武器です、多分生。


「肉密」

衣類を脱ぎ捨てた女性の胸、髪、耳、頬、肩を
強欲な手のひらが覆っています。

肉は何も食肉だけに留まらず。
私達の身体の構成要素であります。

肉は私達のパーツであり、
女性の肉は男性の欲の矛先でもあります。

「肉欲」という言葉は、異性の肉体を求める性的欲望のことを示します。
肉とは生々しい存在なのです。


多くの人々が笑って許せる範囲のブラックジョークを
ふんだんに取り込んだ作品を展示されていたワタナベさん。

彼女がタイトル、コンセプトにふりかけるジョークは、
実に真面目な想いがあることかと思います。

他人を振り切らない、その速度が心地良かったです。


(ぱんだ)