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10/26 - 11/08 『Ryoko Minami Exhibition -Chinese Knot-』 EAST アートポケット


EAST館のアートポケットでは現在、
「中国結び」を使った作品が展示されています。

大体の方は、頭に「?」が浮かんでくると思います。
ぼくもその一人でした。

みなみりょうこさんの展示になります。
実際に見ると本当に素敵です。

中国結びを説明するにはぼくの浅はかな知識では難しいのですが、
名前の通り、中国では伝統工芸として扱われているそうです。
大衆的なものであり、基本の結び方さえしっかりしていれば
これといった制約もなく、アレンジは自由。

金色の紐で結び、模様を作ります。
この絶妙な立体感がミソ。
3Dで捉えられる構造です。

写真では伝えにくいのですが、結構盛り上がっています。
家紋のようにも見えます。

多種多様な結び目に閉口です。

中国結びには運気上昇の意味合いもあり、
パワーストーンなどと絡めていくことも多いのだとか。

これだけ「絵になる」もので、更に運気も上昇する。
一石二鳥ではないでしょうか。

平面的な作品だけではなく、こういった立体物も作れます。
可能性は無限大。

まだまだ日本での認知度は低く、それは残念なことではあるでしょうが、
みなみさんのような結び芸家の方から言えば、
これから沢山の方に知ってもらうために色々な方法を試せる
機会も多いということでもありますよね。
やりがいがありそうです。


真ん中と右側のものが連作となっています。
生根開花と名付けられたこちらは、
これまで紹介した作品よりも、よりアートを感じさせるものです。
根の部分は奔放に紐を走らせることで、いきいきとした印象に。

金魚の刺繍が施されたこちらの作品。
なんと刺繍までみなみさんのものだそうですが、
その横にはもちろん中国結びの姿が。
伝統手法を用いながらも、表現の仕方は現代的です。
背景に使う生地も、全体の印象を左右させます。

伝統技術を用いながら、
それを生かして自由に見せるというのはそう簡単なことではないでしょう。


スペースの一角には積み重ねられた包装箱が。
全ての作品に対して、名前がつけられ、包装箱も決まっています。
徹底した商品管理に作品に対する愛を感じさせます。



Ryoko Minami Exhibition -Chinese Knot-
11月08日(木)までの展示となっております。

是非ご覧下さい♪



--- けんや ---