清泉女子大学 美術部
『 人間展 』
2022/12/1 - 12/4
[ EAST 203 ]
清泉女子大学の美術部5名によるグループ展。
人間をテーマにそれぞれが考える人間性をアートを通して表現します。
人間という大きなテーマを掲げ、開催された今回の展示。
ただ「人間」と言葉にするとかなりシンプルですが、実際のところとても深く複雑で一筋縄ではいかないものが人間なのではないでしょうか。
各々のもつ人間に対するイメージ。
人間に対する問題提議から生まれたものや、人間が持つ複雑な感情、アーティストそれぞれが向き合って考えて制作したという印象がかなり強く、奥の深い作品が並んでいました。
人間に向き合うということは、現代社会と向き合うことでもあると私は考えています。
今を生きる彼女たちならではの疑問、葛藤、心境が言葉ではない形で表現され、他人に何かを伝えていく。強要しない、正解の見えないメッセージから私たち観客側は、なにか感じたり共感したり、考えてみる。アートの力の様なものを感じました。
一番下の女の子「悪口」の作家さんは目がうるうるの女の子を描くのが大好きだそう。
かわいい色合い、キラキラ感の中に、人間の持つグロさみたいなものも同時に表現したそう。
人間ってグロいけど、でもかわいいところもあるよね!というメッセージがあるそう。
彼女の作品を見た時、確かに人間て思っているよりも可愛らしい生き物なのかもしれない、そんな気持ちにされました。
グロい部分もあるけど、愛すべきところもたくさんある。
愛し愛され合う人間の関係性を感じました。
自分の好きを最大限に表現し、そこから人間性を生み出すもの。
個性豊かな作品たちは見てて飽きることはありません。
色合いや絵のタッチ、絵の具の使い方も自由です。
グループ展ならではの魅力満点。
展示は今週日曜日12/4まで
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[ EAST 203 ]
STAFF:ALISA