国府台女子学院アートデザインコース2017年卒生
『むすびめ』
2020.2.8-2020.2.12
[WEST2-D]
同じ高校を卒業した7名の学生、作家によるグループ展。
卒業から3年、各々が探求し続けたそれぞれの分野の作品を展示しています。
テーマは「人と○○との関係性」。ジャンルにとらわれない、自由な展示をお楽しみください。
今回のグループ展、平面や立体など表現方法は様々。
こちらの作品は、人と食との関係性でしょうか。
同じ食べ物でも、食べ方や好きな調理法など好みは人それぞれ違います。趣味が同じ人と出会うと、なぜだか親近感が湧いたりしますよね。
明るくポップな色合いが可愛らしく、見ていて楽しくなる作品です。
オシャレとはなんだろう?と考えさせられるこちらの作品。
カフェ空間ってとてもオシャレですが、それはなぜ?と理由を聞かれてもわからないですよね。オシャレに理由なんてなく、ぼんやりと直感で感じ取っているこのオシャレという言葉。
オシャレなカフェ空間に、トイレ用のサンダルがあったら人はオシャレと感じるだろうか?という深く考えさせられるテーマの作品です。
私は特に違和感を感じず、サンダルが意外と馴染んでいるように思いました。みなさんはどう感じ取るのでしょうか。ぜひ、実際に作品をご覧になってみてください。
人と衣服というのは、切っても切り離せない親密な関係にあると思います。
袖がキュッと窄まったシンプルなブラウス。人も選ばないシンプルなデザインが素敵ですね。
少しセンチメンタルになるようなこちらの作品たち。
今回の展示では、作家さん全員の作品のクオリティが高いと感じました。
しっかりとコンセプトがあり、それにしっかりと沿った作品を制作されていました。
見応えのあるこちらの絵画作品もぜひ実際にご覧いただきたいです。
こちらは、「ドラゴンと人の共存」をテーマにしたデジタルイラスト。
光の表現がとても綺麗で、ファンタジー感溢れる作品に心が踊ります。
こんな世界が実際にあったらきっと素敵だなぁ、とワクワクしてきますよね。
こちらの作品は、人と綿との関係性をテーマにしています。
廃棄されるはずだった綿を糸にせずそのまま成形する方法を探求しているのだそう。
無駄をなくすこと、今までB級品とされてきた綿を利用するというその着眼点がとても素敵だと感じました。
この先ずっと、もっと追求してほしいと感じます。
今回の展示では、それぞれが一つのテーマを持って様々な表現方法を用いた制作をしていました。
3年前までは同じ学校で同じように学んでいた7人ですが、今ではそれぞれ個性を活かし、好きな制作をしています。卒業後もこのように集まって展示を行う、とっても素敵な関係だなと感じます。
また、一度に色々なジャンルの作品が見れるのはとても楽しく、見応えもバッチリだと感じました。
本展示はWEST2-Dにて2.12まで開催中。ぜひお越しください。