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アオサミ/ヲヲモリ マチ/SNOWMAN 『SHUMATSU』



アオサミ/ヲヲモリ マチ/SNOWMAN
『SHUMATSU』
2019.9.22-2019.9.28
at WEST 1-C

三者三様、独特な個性を放つ作家によるグループ展がWEST 1-Cで開催中。
耽美で幻想的な世界に浸れます。







アオサミさん、ヲヲモリ マチさん、SNOWMANさんの三人によるグループ展『SHUMATSU』は、「終末」と「週末」という言葉遊びから生まれたテーマの展示。
この二つの言葉を三人の作家がそれぞれの解釈をもって各々の作品に落とし込んでいます。

こちらはアオサミさんの作品。
ペンと透明水彩を使った原画作品には細密でたくさんのモチーフが平面的に絡み合っています。
写真では伝わりづらいですが、横たわった少女の周りには猫、象、クマ、タツノオトシゴなどさまざまな動物が描き込まれており、カオティックな世界観ですが、絵の中の少女の表情からは退廃的な雰囲気が漂っています。




ペンによる線と点のみで独自の世界を表現するヲヲモリ マチさんの作品。
グラデーションになっている部分も含めて、完全に黒と白と赤のみでこの作品が描かれています。文字の部分も当然手描きによるものです。

「セーラー服と肋骨が好き」というフェチズムの現れた作品はとても耽美で繊細そのものです。




近寄ってみるとその緻密さがお分りいただけると思います。
点描の部分はまるでエッチングのような質感を伴い、影や艶の表現も驚くほどリアル。
1年ほど前に弊廊にて行われたグループ展にシュピンされていた作品から比べても、さらにその技巧や精度が短期間で極まっている感があります。いやーすごい。




「終末」という言葉がもっともダイレクトに響いてくる作品はこちらなのではないでしょうか。SNOWMANさんによる「ESCORT」という作品です。

「瓦礫」と表現された絵の中の個体は、人間の型をしながら中身は機械のようです。
背景にある色のない木々からも、ここがディストピアのような世界であることが示唆されています。そんな世界へ手を拱いているさまが描かれています。


どちらの作品もアナログによる原画作品でしたが、驚くほど精巧に描かれており、一点一点まじまじと吸い込まれてしまう作品ばかりでした。
展示は9/28(土)までの開催となりますので、ぜひ実物を見に来てください。


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アオサミ
https://twitter.com/aomidori_iro

ヲヲモリ マチ
https://twitter.com/Gr_pepper_hed

SNOWMAN
https://twitter.com/Po88Pi


<スペース詳細はこちら>

[WEST 1-C]