明治大学写真藝術研究会
明治大学写真藝術研究会
2019.6.17-2019.6.20
at WEST 2-B, 2-C, 2-D
伝統ある明治大学写真芸術研究会の定例展示が開催中!
3つのスペースに渡り、部員の皆さんの渾身の作品が並んでいます。
今回の展示はWEST館2階の3つのスペースを使い、それぞれ異なる形態で作品が並んでいます。
まずは一番手前の2-Bのスペースから。
こちらでは額装された単写真の作品が展示されています。
展示形態を統一することで、参加者が多数でテーマが統一されていなくても、まとまりのある展示空間になっています。
画像は4年生の安武さんによる作品ですが、4粘性のこの時期がどういう時期かということを知っている人は心に響く作品ですね。
となりの2-Cで展示されている作品は、額装なしのパネル作品。
ざっくりと、色が強調されている作品が並んでいます。
こちらは2年生の山田さやかさんの作品。
風合い的におそらくカラーネガで撮影されたものかと思いますが、こういう生活感が滲む場面とフィルムって相性抜群ですよね。なんでもないような風景にもショートムービーのようなドラマ性があります。
そして一番奥の2-Dは全て手焼きのモノクロプリント作品。
明治大学写真藝術研究会では、入部初年度の展示で必ずモノクロプリント作品を展示するという伝統があるのだそうです。どうかその伝統をいつまでも続けてもらいたい・・・!
写真学生だった筆者が特に惹かれたのが1年の今泉健太さんの作品。
部室に暗室があると、よく写真を撮り歩いた帰りに現像をしに立ち寄ったりしていたのですが、フィルムがあと数カット残っちゃってるなんてことがよくありました。そんなときはこの作品のように、部室の入り口だったり、たまたま居合わせた仲間を撮ったりしてやり過ごしていたものです。そしてそんな気軽に撮った写真が意外と良かったり。この作品を見てそんなことを思い出しました。
1年生にも関わらず、普通であれば「失敗」の部類に入るようなブレた写真でも、こうやって展示する作品として選ぶというセンスも素晴らしいです。他の芸術と違い、写真は「選ぶ」という行為も表現の一部。自分の感覚を信じることができるって素晴らしいです。
展示は明日まで開催中。
みなさんの会心の力作をぜひ見に来てください!
【 展示スペース : WEST 2-Bほか 】