Johnny
『イッツ ア スモール ルーム』
2019.4.30-2019.5.6
[EAST T-1]
平成と令和をまたぎ行われているJohnnyさんの展示。
モノクロ写真のシンプルで美しい作品に、心が休まります。
トイレという空間での小さな小さな写真展。
EAST一階トイレにて5/6まで開催中です。
GWの原宿はとても賑やかで楽しい雰囲気。
しかし、この空間に一歩足を踏み込めば、そこはまるで家に帰ってきたかのような心が休まる自分だけの世界が広がります。
シンプルかつスタイリッシュなJohnnyさんの作品。
モノクロ写真の展示はトイレという空間にぴったりです。
前後左右、360度作品で囲まれたトイレ。
小さな小さな展示ですが、私たちにとってとても身近なトイレ。
展示スペースはとても小さいですが、私はDFGの中で一番身近で受け入れやすい、たくさんの方に作品を見てもらえるスペースだと思っています。
日常の中の何気ない一場面を切り取った写真たち。
当たり前の日常の風景ですが、じっくり観察してみるとそれは儚くて美しいものだと感じます。
さらにそれをモノクロで表現するということ、色という表現方法の一部がないけれど、Johnnyさんの作品は色がないことに意味があるような気がします。
こちらを覗き込むような猫の表情も、とてもあいくるしく尊い。
モノクロだからこそ、かわいいだけじゃなくアートっぽさがでるのではないでしょうか。
自分だけの空間でぼーっと作品と向き合う。
とっても充実した時間が過ごせそうですよね。
この何気ない風景写真は、なんだかどこか懐かしい気持ちになります。ちょっぴりユニークなモチーフですが、モノクロだからこその良さが表現されています。
鏡越しに見る作品。
こういった展示ができるのもトイレならでは。
素敵な展示です。
私自身、あまりカラーとモノクロの作品の良さの違いなど考えたことがなかったのですが、今回の展示で、モノクロ写真の雰囲気がとても好きだと感じました。
懐かしく、心温まる展示に少しの間だけ自分だけの空間で真っ正面から向き合って見てください。
きっと新たな発見がありますよ。
本展はEAST1階トイレにて5/6まで開催中です。