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ShoyoRepublic 『COLORATION?』





『COLORATION?』
ShoyoRepublic
2019.4.22 -  2019.4.26
[WEST 1-A]


ShoyoRepublicさんによる「カラフルなモノクロ」を表現することがテーマの個展。
モノクロなのにカラフル??そう思った方にこそ是非見て頂きたい素晴らしい空間が
[WEST 1-A]に爆誕!






まずは全体的な雰囲気からご紹介します。
なんと壁と天井を埋め尽くす全てがモノクロ作品!!
展示タイトルのCOLORATIONは「着色」「彩色」という意味ですが、モノクロ作品にこのタイトル+ハテナをつけることによって「カラフルなモノクロ」という逆説的なイメージを作り出しております。
そんなモノクロ尽くしな部屋は外から見ると一見暗そうなイメージですが、中に入ってしまうと暗い感じはあまりなく、いい塩梅になっております。
それから部屋のど真ん中に鎮座するソファーも展示の一部で、座って頂くことも可能です。



おそらく展示空間の明るい雰囲気に一番貢献している作品がこちら!

黒い背景から白い何かがブワーっと放出されるイメージのこの作品、多くの方が花火を連想されたのではないでしょうか。ご名答、ズバリ花火でございます!

この弾け飛ぶ白い花火による放出感のあるイメージが部屋の雰囲気を明るくしているように感じます。
さらにDFG原宿で最も狭い1-Aであるにも関わらず窮屈さを微塵も感じさせないなんだか不思議な感覚を味わえます。(足元には十分お気をつけてください)






























こちらの作品はたくさんの花が特徴的ですがよく見ると花の上に線が荒々しく描かれています。
このイラスト、華やかな作品かと思いきや実は切ない意味を含んでおります。
なんと失恋がテーマとなっていて花は楽しかった思い出や記憶をイメージしていて、線でそれを掻き消そうとしているのです。
つまり「思い出というものはそう簡単には消し去ることができない」ことを表現しているなんとも切ない作品なのです。
(ちなみに周りの黒いもやもやはなんとウィッグ5本分の髪の毛だそうで、制作費もかなりかかったとのこと)







また展示作品に描かれている様々な女性のイラストは当時の恋人やその友人たちを描いた作品。
ShoyoRepublicさん曰く、こうした作品を展示するのはこの個展が最後だそうである意味レアな作品?になるかも知れません!


そしてさらによく見てみるとどうやらただのイラストではない立体的なものも展示されています。
瓶の蓋やフォーク、ぬいぐるみなどが使われたイラストもあります。
これは平面のモノクロだけでカラフルを表現することには限界があると考え、立体感を出すことで内面の華やかさに近づこうという演出の一つとのこと。
たしかにモノクロであっても、凹凸が加わることで微妙な光加減がより多彩なカラーをイメージすることをサポートしていて、「カラフルなモノクロ」を具現化させているのではないでしょうか。これは奥が深いです。



そして作品のポストカードも多数販売しておりますが、実は現在EASTで開催中のRECORD ART DAYにも出展されていて、その作品もポストカードに!!
気になる方は是非そちらもご鑑賞ください。

本展は2019.4.26(金)まで

Twitter
https://twitter.com/ShoyoRepublic


RECORD ART DAYの詳細はこちら↓
  • 音楽とアートを欲張りにも詰め込みました スタッフ記事
    2019/4/14-5/11


[使用スペース 1-A]

STAFF KIM