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綾瀬あの。/シマ・シマ子/瀧川由梨 『めぞんうちっち』



綾瀬あの。/シマ・シマ子/瀧川由梨
『めぞんうちっち』
2019.4.6 -  2019.4.8
at WEST 1-G

扉には不動産屋さんで見るような間取り図。
そして「めぞんうちっち」という表札。
まるでここはアパートの一室。
生活感漂う展示空間に素敵な写真が並んでいます。





『めぞんうちっち』綾瀬あの。さん、シマ・シマ子さん、瀧川由梨さんによるグループ展。まるでシェアハウスをしているように、スペースを分け合ってそれぞれの作品が並んでいます。

こちらの作品は103号室のシマ・シマ子さんによる作品。なんと東京23区を一つひとつ、ほぼ全て異なるモデルたてて収めたのだそう。まだ昭和の雰囲気が残る街だったり、近代的な街だったり、それぞれに特徴があって、フレームに収まるモデルさんも不思議とその空気に馴染んでいるように見えます。




昨年に旦那さんとの生活を記録した写真展『だんにゃ展』で個展を開催した101号室 瀧川由梨さんの作品。今回の作品は当時とはまたテーマを変え、繊細に光を捉えたスナップが並んでいます。

光と影のコントラストや、窓からレースカーテンを通して注ぐ太陽光など、ともすれば何の気なしに通り過ぎてしまうようなシーンを丁寧に掬い取っています。




もっとも生活感がにじみ出て居るのが102号室 綾瀬あの。さんの展示スペース。
洗濯物の室内干しはベストオブ生活感ですよね。

今回の展示ではランドリーがテーマということで、作品自体も、その見せ方もトータルでひとつの作品となっています。




写真自体の展示方法も「ランドリー」というコンセプトに寄り添ったもの。
洗濯バサミに挟んで吊るしたラフな感じからとても親の感じる作品になっています。

ポートレイト作品は、ベースとなるテーマが確立されていれば、そのぶん被写体となる人物の魅力や普段見えてこない側面も引き出すことができます。


展示は本日が最終日となります。
ぜひ友達の部屋に遊びに来る感覚で、のぞいて観てください。


【使用スペース:WEST 1-G】