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トキワ松学園中学校高等学校写真部『第2回校外展 the SENSE of youth』



トキワ松学園中学校高等学校写真部
『第2回校外展 the SENSE of youth』
2019.3.29-2019.3.31
[EAST 201]

都大会での受賞歴も多く、部として精力的かつ本格的に活動されているトキワ松学園中学校高等学校写真部のみなさま。
そんな部としての今年度1年間の活動の成果展として開催された本展。
高校生とは思えない力作揃いに圧巻の一言です。

今回は校外展ということで、17名の学生による作品が展示されています。
キャプションには、作品の総合的なテーマや解説が記載されており、ひとつひとつ見比べながら鑑賞すると、より作品の印象が引き立ちます。


「色」に着目して、様々な色を見せる東京の街を撮影した作品。
渋谷の象徴である「109」の縦に長い構図、そしてビル群が軒を連ねるセンター街。
ふたつの対照的な空と建物を利用した構図は、様々な「色」を感じさせる渋谷の街をそのまま表しているかのよう。


「自然光を撮るという感覚で撮影した」という作品群。
全てモノクロの作品でありながら、そこに温かい色を感じさせる柔らかい自然光が画面一面を包み込みます。
木漏れ日が魅せる光と影はノスタルジックさや時に無機質さも演出しています。



台湾の日常「毎天」を撮影したという作品群。
ツーリスト目線ではなく、あくまでも現地で生活を送る「地元の人目線」で撮影したという。
市場での風景や、ご飯を食べながらくつろぐ人、バイクの群れ、そして大切なイベント。
様々な角度から台湾の日常を切り取った場面場面は、より台湾に身近さを感じさせてくれます。



躍動感のある犬の写真。
来世は人間になって偉大な写真家になるという。
絶妙なブレ感とブレ感の中に潜むつぶらな瞳に思わずクスッと笑ってしまいます。



本展では都中央大会写真展で最優秀賞を受賞した2作品も展示されています。
いずれも力強い意志の強さとどこか無常感や儚さを感じさせるポートレート作品。
それぞれの人物の魅力的な瞳に、すいと引き寄せられていきます。



一部しか紹介できず非常に悔やまれますが、高校生とは思えない力作揃いの作品展です。
是非、10代のフレッシュで力強い作品世界をご堪能ください。

本展は3/31(日)まで。

新進気鋭のカメラマンがこの中から誕生するかも…?

<スペース詳細はこちら>

[EAST 201]

staff kome