中央大学理工学部写真会
『卒展』
2019.3.18-2019.3.24
at EAST 301/302/304
デザインフェスタギャラリーでは2月、6月と定期的に学外展を開催している中央大学理工学部写真会。
その卒業生有志による『卒展』が、普段から数段階スケールアップして開催されております。
総勢70名ほどいるという部員の中から、今回は14名の卒業生が展示に参加されています。
3つのスペースではそれぞれが自由に撮影した写真が並んでいます。
自由制作といえど、スペース毎に傾向の違いが見られる今回の展示。
こちらは一番奥の301で展示されている瀬田 孝平さんの作品。
自分が育った街を「写真を撮る」という視点で捉えたスナップが並んでいます。
302ではまるでプロ顔向け、超本格派の山岳写真作品が並んでいます。
それなりに広いこのスペースを3名で使っているということで、かなり気合の入った展示空間です。
山岳写真作品を展示しているのは齋藤直也さん、新井誠人さんの両名。
それに同じ学科の田中健太郎さんを加えた3名による作品が展開されています。
大学2年から4年まで、北アルプスへ通い写真を撮り続けたという二人。
壮大な風景は思わず息を飲んでしまうほど、圧倒的で美しい。
風景の切り取り方や遠近の取り方などにも個性が発揮されています。
304では透明なフィルムにプリントされた作品が、窓から入る光を吸い込んでいるみたいに展示されています。
フィルムにプリントされているも普通の写真ではなく、よく見てみるといくつかの写真がレイヤードされた写真のようです。その写真に、さらに窓の外の風景が重なってより深みのある作品として引き立っていますね。
中央大学理工学部写真会 『卒展』は3/24(日)まで開催中。
作品点数も多く見応え十分ですので、ぜひお越しください。