TORU TAKAHASHI , M
2018.11.23- 2018.11.25
WEST [1-G]
TORU TAKAHASHI , Mさんによる写真展が開催されております。
一方は本能のままに、一方は意図を持って、相対する二人のフォトグラファーによって
織り成す世界をどうぞご高覧ください。
織り成す世界をどうぞご高覧ください。
ポートレート作品を主に制作されるTORUさん。
”暗い雰囲気”が好きだと語る通り、今回展示されている作品はダークで寂寥観漂うもの。
TORUさんの作品の見所は、空間によって引き出される被写体の美しさにあります。
仄暗い空間から覗く、見えそうで見えない女性の表情やシルエットにドキドキします。
一枚目の作品は同じ場所かと思えば、実は岩手と東京でそれぞれ撮影されたもの。
ご本人曰く、何も考えず、いいと思った瞬間を本能のままに写し並べただけとのこと
ですが、不思議と一枚の物語を連想させるような作品となっています。
写真というフィールドの中で様々な実験を試みているMさん。
あえてなんの変哲もない風景写真にモザイクを入れることで、鑑賞者の意識が
変わることを教えてくれます。
また、低い位置にかわいい写真を配置している意図が、実は子供が見る高さを意識して
いることだったり、画面に写した被写体を実際に会場に置くことで、過去と未来を
表していたり、などなど様々な仕掛けがなされています。
全く異なるアプローチのお二人ですが、同じ空間にあることで相互に変化をもたらしているのもの面白いところ。
展示は本日までですが、お近くにお立ち寄りの際はぜひご覧ください。
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