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「   」展 2018.9.28 - 2018.9.30


「   」展
もやし / 八木田 直樹 / 早輝 / ゆ→と / めめ / Buzz
2018.9.28 - 2018.9.30
[WEST 2-A]

「   」。
その余白、その小さな空間にどのような景色が広がり得るのか。
その景色にはどのような感情が、言葉が込められているのか。
言葉を切り取る「   」、そして目の前の景色を切り取るカメラのフレーム。両者はまったく異なるものとして存在しながら、実はよく似ている。
6人の男女による「言葉」から得た閃きを視覚で表現する写真展。




展示室内に足を踏み入れると、壁一面に張り巡らされた写真たちが一斉に目に飛び込んできます。ちいさな四角の中に広がるは、それぞれまったくテイストの異なる光景。
ほんの一部にはなりますが、各作家さんごとに本展出品作品をご紹介いたします。


◆Buzz(Instagram: @buzz_camera)


つづく道、変わっていく景色、経過していく時間、そしてその中を進みゆくスピード感や速度の変化。そんなあれこれに思いを巡らされる本作はBuzzさんによるもの。
キャプションに記されていた音楽からインスピレーションを受け撮影されたのだそう。
ロードムービーのような疾走感を思わせる作品です。


◆八木田 直樹(Instagram:@yagimememe)


「ソラニン」、同名のコミックが作品前に展示されていた本作。人物の姿がはっきりとは映らない写真作品ですが、その景色からはどこか人の気配やあたたかみを感じさせます。
そこにはどのような物語が、どのような詩が存在しているのでしょうか。


◆めめ (Instagram : @meepoq)



太宰治の著作「さよならを言う前に」を食べ物のように皿上に展示しためめさん。
静謐な人物・風景写真にはそれぞれ太宰の小説から引用された文章が添えられています。その明るい色彩とやわらかな印象には、太宰の小説に抱く「暗め」なイメージを払拭し、新たな解釈を提案してもらっているような気分に。


◆ゆ→と (Instagram : @_yu____to__)

ご自身で書かれた詩とともに写真を展示されるゆ→とさん。リズミカルに並べられた写真の大小・色彩も非常に詩的に感じられます。言葉で表しきれないもの、視覚で表しきれないもの、その両者を両者によって補うことで作品はさらに強度を増しているように思えました。


◆Saki(Instagram: @saki_eulb)


Sakiさんも特定の曲名を添えた写真作品を出展中。やさしい光・色彩はどこか淋しさを帯びながらも見るものをあたたかな気分にさせてくれます。
手作りの豆本も展示されていましたので、ぜひお手にとってご覧いただければ。ちいさな四角のなかにもSakiさんの世界が存分につまっています。


◆もやし (Twitter : @sirippetta1)



こちらはもやしさんによる写真インスタレーション。モノラルという文字の下に張り巡らされた写真、カセットテープ。「モノラル」という平面からいまにも飛び出したい、そんな衝動を感じさせられる空間となっていました。



言葉は景色を思わせ、景色は言葉を思わせる。6人6様のテーマへの解釈が非常に興味深い写真展です。明日30日が最終日。どうぞお見逃しなく!



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「   」展

価値観も世界観も、ものの見え方も十人十色。
それは私たち6人も決して例外ではありません。
年齢も職業も立場も、それぞれバラバラな私たち6人による写真展になります。

■メンバー
・もやし (Twitter : @sirippetta1)
  https://twitter.com/sirippetta1
・八木田 直樹(Instagram: @yagimememe)
  https://www.instagram.com/yagimememe/?hl=ja
・早輝(Instagram: @saki_eulb)
  https://www.instagram.com/saki_eulb/?hl=ja
・ゆ→と (Instagram : @_yu____to__)
  https://www.instagram.com/_yu____to__/?hl=ja
・めめ (Instagram : @meepoq)
  https://www.instagram.com/meepoq/?hl=ja
・Buzz(Instagram: @buzz_camera)
  https://www.instagram.com/buzz_camera/?hl=ja

【展示スペース:WEST2-A】
staff satomi