バナーエリア

このブログを検索

電気通信大学 美術部『翠霄展』


電気通信大学 美術部『翠霄展』
2018.7.6 - 2018.7.8
[EAST 301]


電気通信大学主催の美術展『翠霄展』がEAST 301にて開催されています。
毎年7月に開催される本展。今年は「物語」をテーマにした作品が集まりました。
今回は例年よりも多く6大学合同による展示となっています。
一部になりますが展示の様子をご紹介します。




EAST 3階一番奥の落ち着いたスペースにて行われている6大学合同の美術展。
入口を入ってぐるりと反時計回りに見ていただける展示となっています。
照明を抑えた静かな空間でゆっくりと美術鑑賞がお楽しみいただけます。



うたた寝に
恋しき人を
見てしより
夢てふものは
頼みそめてき
(古今和歌集 恋歌 / 小野小町)

藤本 舞花《うたたねに》水彩

うたた寝をしている時に愛しい人を夢で見てしまってからは、夢を頼りにするようになってしまった…という意味合いの歌がこちらの作品には挿入されています。想いを寄せてくれる人が夢に現れると信じられていた当時になぞらえたかような切ない作品となっています。意中の人が自分を思ってくれているという喜びと夢でしか遭えない悲しさを表現されているのでしょうか。左下の絵が気になるところですね。。



ラブクラフトにより創作された神話体系、クトゥルフ神話。
その物語において最も偉大なる神アザトースは、盲目白痴の王とも呼ばれ、万物が沸き立つ中心で黒壇の王座に座し眠りについているそう。
アザトースは夢を見ているがその夢こそが私たちの暮らす世界であり、彼が目覚めた時、世界は終焉を迎えるのだとか。
村山 沙耶《深淵を覗く》水彩色鉛筆

その物語からインパイアされたこちらの作品に描かれている人物は薄眼を開けているように見えます。。
水彩での淡い表現が物語の儚さを感じさせます。



こちらは個人的に気になってしまった漫画作品。ふきだしにはエジプトの象形文字が使われていて何が書いてあるのか全くもってわからないのですが、絵の構成や展開が面白く、もっと見てみたくなる続きの気になる作品でした。
照井 奏海《神話》水彩



スペース中央には付箋が設置されており、気になった作品があればコメントを書いてその作品の近くにペタッと貼っていただけます。もしお時間のある方はアンケートもありますので、ご記入いただけると作者に直接届きます♪こういったコメントは制作の励みにもなりますので、是非ぜひ参加していただきたいですね^^

展示は本日が最終日。18時までとなります。
ご来館お待ちしております。



-参加大学-(順不同)

電気通信大学(主催)
学習院大学
東京農工大学
東京学芸大学
実践女子大学
白百合女子大学




>>> 展示スペースの詳細はこちらから

DESIGN FESTA GALLERY 原宿
Staff Jun